内容説明
1911年にルーブル美術館から盗まれた〈モナ・リザ〉は、その後2年間行方不明だった。
主人公は、ニューヨークに住む画家で美術史家のルーク・ペローネ。彼の曽祖父は、100年以上前にルーヴル美術館から〈モナ・リザ〉を盗んだ窃盗犯だ。曽祖父の日記が見つかったというメールを受けとり、フィレンツェの研究図書館で日記を読み始めるルーク。人間味あふれる曽祖父の姿が浮かび上がってくる……。しかし、日記は肝心な部分が破り取られており、日記に関わった人が次々と死んでいく。
曽祖父が盗み、その後返却したというルーヴル美術館の〈モナ・リザ〉。
当時、何があったのか。そしてあの〈モナ・リザ〉は、贋作か、否か?
ルークは、自身が殺される前に〈曽祖父の真実〉を見つけなければならない。
さえない画家兼美術史家の主人公、フィレンツェで出会った美しい女性、インターポールの捜査官、美術品贋作者、億万長者のコレクター……。過去と現在が交錯するなか、濃やかな人間模様が描かれ、エキサイティングなアクションシーンが展開する。フィレンツェ、パリ、南仏プロヴァンスの村の描写も魅力的な、ジョナサン・サントロファーによる美術(アート)ミステリの真髄。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミンママ
8
名画〈モナ・リザ〉にまつわるミステリー。登場人物たちの嘘にハラハラドキドキ。。の反面 ちょっとイライラしてしまう自分がいた。どの絵画にも贋作問題はつきまとうよなぁ2024/03/16
なつこうへい
3
『モナ・リザ』が盗まれて、2年間行方不明だった事件。犯人が捕まり無事ルーブルに戻ってくるが…。犯人のひ孫が曾祖父と事件を調べていく。戻ってきたのは本物なのか、贋作なのか。2024/03/15
yurinessa
3
レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作『モナ・リザ』。有名さ故にさまざまな危険にさらさらてきた絵画でもあるモナ・リザ。1911年に実際に起こったモナ・リザ盗難事件から着想を得たアートミステリー。 空白の2年や絵画の贋作をめぐる闇取引、犯人であるペルージャの人生も含め、現代と過去を交差させながら臨場感たっぷりに描かれる物語に酔いしれた。 モナ・リザは謎めいた部分も多い作品だからかその絵に惹き込まれリザの妖しげな微笑みに釘付けになる。 絵画が辿ってきた歴史を全て見ていたモナ・リザ。 絵画の歴史も知れて面白かった。2024/02/06
く~まにゃん
1
魅力も謎も醸し出すモナリザ。史実に基づいた物語らしいのだが、贋作も多数存在するとか。見分けの付かない物を作る技量にビックリです。2024/04/11
こずえ
0
外国の作者の本のあるあるだと思いますが、訳し方によって面白いか否かが完全に分かれる典型のような本でした。英語を翻訳機にかけたままなの?というような意味不明な表現がたくさん出てくるので話が入ってこない。それ以上に物語自体もイマイチな内容で、終わり方が全く気にならなかったので三分の二まで読んで止めました。2024/09/14
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