規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか

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規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか

  • 著者名:カルロ・ロヴェッリ/冨永星
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • NHK出版(2023/12発売)
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  • ISBN:9784140819517

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内容説明

天才物理学者は「この世界」をどう見ているか? 文理を横断する思考の核心に迫る!

『時間は存在しない』『世界は「関係」でできている』等の著書で、物理学の最先端を詩的な言葉で解説しベストセラー生み出してきたカルロ・ロヴェッリ。彼が10年以上にわたりイタリアの新聞各紙に発表してきたコラムから、約50篇を厳選して収録。「ループ量子重力理論」を牽引する理論物理学のトップランナーであるだけでなく、哲学や文学にも造詣が深く、社会問題にも鋭く切り込む「発言する知識人」ロヴェッリはこの世界をどのように見ているのか? 常識にとらわれず真実を明らかにしようとするその思考の核心に迫る一冊!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

117
素晴らしい!!。ロヴェッリ博士の本は何冊も読んできたが、エッセイを掲載した本書は、読みやすく、何より著者の思いがストレートに伝わってくる。古今の哲学者や科学者を論じながら、「科学に哲学は必要か」という論考が鋭い。更に、標準モデルを「輝くような単純さがない奇妙な理論」とした上で、「物理理論をめぐる私たちの審美的な判断を見直すべきなのだ」という謙虚な問いかけが感動的。科学を中心として、哲学、人類学、政治などに関する論考はとても誠実で、教養の深さと人間性の温かさに触れて、著者に対する全人格的な尊敬を禁じ得ない。2024/03/13

わたなべよしお

20
 イタリアの著名な量子物理学者のエッセイ・新聞コラム集。広汎な教養にも驚くが、何より政治的問題などについて、これほど明確に自らの立場と意見を表現していることに驚いた。日本では、ほぼあり得ないのではないか。また、特に科学と哲学の関係に関しては、なるほどなぁと。ただし、コラムやエッセイとして純粋に評価すると、それほど凄い出来ではないような気がする。2024/04/20

逆丸カツハ

19
好きだ!大好きだ!2024/02/24

スプリント

14
物理学者によるエッセイ。 一本あたりの分量が短いので難しい話題でもなんとかついていける。2024/02/20

DEE

10
著者が2010年から2020年にかけて、新聞やラジオなどのメディアに発表したエッセイをまとめたもの。本職の物理学に関してはもちろん、哲学や世界平和、文学や政治など話題は多岐にわたる。自分にとっては簡単な内容ではなかったけど、心に響くものは少なくなかった。コロナ禍について「困難な時には、競争より協力の方が優れている」。当たり前なんだけど困難な状況にいると気づかないんだよね。2024/04/07

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