内容説明
最凶の「即死魔法」を得た聖女の冒険譚!
貴重な蘇生魔法の使い手であるアリス・ロザリオは、美しい外見に反して性格は男前。ただし冒険者として前線に出ない聖女の立場ゆえに、能力はあってもレベルは最弱。辺境の地で人々を癒やす職務に真面目に向き合っていたが、ある日、卑劣な盗賊団に襲われ、善良な住民たちや大切な仲間ともども命を落としてしまう。
「貴様は死んだ。そして私は、死神だ」
生と死の狭間で死神と名乗る謎の人物と邂逅したアリスは、理不尽に奪われる無辜の命を守りたい気持ちとともに、「即死魔法」を行使する能力を与えられる。こうして自らも「死神」の代行者となったアリスは、盗賊団の襲撃直前の時間軸に巻き戻された。
「貴様らは、私が処すッ!!」
漆黒の大鎌を携え悪を粛清するその姿は、まさに「死神」。
ここに最弱聖女にして最凶の死神アリスが誕生した。
悪をくじくため、仲間とともに旅に出たアリスは、ある町でユーロンという名の謎めいた男と出会う。彼はアリスに「魔女狩り」を依頼するが……。
相手を即死させるがゆえに戦闘が経験値としてカウントされず、いつまでたってもレベル1のままの「最弱聖女」の冒険譚!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あずとも
3
卑劣な盗賊団に襲われ命を落としてしまった聖女アリスが生と死の狭間で死神と名乗る謎の人物から「即死魔法」を行使する能力を与えられ襲われる前の時間軸に巻き戻される。理不尽に奪われる無辜の命を守りたい気持ちとともに自らも「死神」の代行者となったアリスの冒険譚。洋風ファンタジー。2024/01/17
samandabadra
0
典型的なファンタジーものだなあと思ったが、設定に一ひねりあり、物語の展開は冒険譚ではあるけれど、それほど世界を移動せず、それでも展開が大きく変わる終盤など、なかなか考えられているなあとナットク。同著者のダークなもの、妖怪的なものをたくさん読んできたが、これはこれ、非常に練られた500頁を超える長編作品だったと思う。2024/08/04
ハイト
0
【感想】 蒼月海里先生の最新作。 ロザリオ・アリスという聖女が、村のため、人のために 自らを犠牲にし、悪人を処す(ただす)お話。 しかし、道中仲間ができ、会話を重ね様々な人と接触するたび 彼女は、本当の正しさ、誰から奪うべきか、誰を守るべきかが わからなくなってきてしまう。 しかし、彼女なりの決断で悪を裁き、太陽神に信仰を捧ぐ……。 一つの思いを抱える少女の、正しさとは、生とは死とはを 考えさせられるお話。 今までにない、西洋風ファンタジー。 味わってみませんか? 2024/01/20
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