内容説明
壊れた家族と潰れかけている工場の再生物語。
ある日、ヤハギ自動車商会の社長・矢作雄造のもとに女性と男の子が現れた。交通事故で亡くなったひとり息子・秀一の元嫁・裕子と孫の悟だ。悟を連れて実家に戻ってから八年もの間、ずっと顔を合わせていなかったのに、今さらなぜ?
話を聞けば、雄造と一緒に働きたいという。元夫がなぜあれほど車好きだったのか、どうしても知りたくて、専門学校に通ってまで、自動車整備士の資格を取ったらしい。裕子と悟を受け入れた雄造だったが、実は工場の経営は危機的状況にあって……。
雄造の弟でライバル会社を経営する敬司の妨害、友達のできない悟の小学校生活など、次々と困難が降りかかる雄造と裕子。
力を合わせるふたりを見て、工員の鈑金名人・荒井鉄也とミュージシャン・弘中恵、そして、元工業高校教師の芝田紀文が奮闘する。
家族と工場再生の感動物語。文庫書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かずぺん
5
それぞれの人が誰かに助けられて生きている。そんな普通の生活が描かれています。2024/03/29
anxiety
5
車、特に旧車と言われるヒストリックカーが好き、という人は楽しく読めるのではないでしょうか。読後感の良い家族小説でもあり、車に興味なくてもそちらの面からも読めるのではないでしょうか。仕事の移動中に購入、移動中に読了。すぐ読めます。2024/01/16
アマザケ
4
レストアとは旧車を修理して、乗れる状態まで戻すこと。車のことは明るくないが、主人公、矢作雄造の車へのこだわりや思い入れが伝わり、まるで車が人に思えてくる。車を通して家族の絆が深まっていく話の展開に心温まる。 2024/06/30
りょう
3
車は実用品で、特段のこだわりも愛着もないので、車好きの気持ち満載なところは、へえへえ、だけど好きなことと大切な人を大事にして生きればそれはとても幸せなことだというのはよくわかります。2024/03/27
Chisato
2
昔の名車や何だか懐かしいGT-Rの話が出たりだけど、車の話に興味がないと何のこっちゃだろうなとなる。そこを除いたら収まるところに収まった家族小説。2024/02/19




