内容説明
竹中半兵衛と木下藤吉郎を唸らせた遠慮深謀。
時は戦国時代。
不破与三郎は、美濃国主・斎藤龍興に仕える西美濃四人衆のひとり、不破光治の弟だ。ある日、身の覚えのない百姓一家皆殺しの濡れ衣を着せられ、捕縛されてしまう。不破家にとって、貧しい地侍の娘を母に持つ与三郎は家督相続に邪魔な存在なのだ。あやうく斬首されかけられるも、立会人として同座していた菩提山城主・竹中半兵衛の助けを得、真犯人探しを許される。
しかし、与えられた余裕は三日間。
与三郎は身の潔白を証明するため奔走するが、殺しを解く鍵を次々に封じ込められ、ついに八方塞がりに。脱走を図るも絶望する与三郎の前に、謎の男・木下藤吉郎が現れて……。
青雲の志を抱く若武者を描いた、文庫書き下ろし戦国小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
3
軍師的な働きをほぼしないまま終わってしまった。 シリーズ者だったのか。2024/04/21
woo
2
意外な拾い物♪続編に期待😃読むのは続編が出てからがオススメ。ないなら消化不良になります🤣2024/06/18
好奇心
1
美濃の名族不破氏、斎藤竜興に仕え、不破光治この人は実在の人物であるが、小説の主人公は弟の与三郎である、実在したかは不明? 次の藩主を巡る側室一派にあらぬ嫌疑掛けられ、濡れぎぬを晴らすため、家老一派と対峙する、無名時代の竹中半兵衛・木下藤吉郎の助成を受け、斎藤竜興の居城 稲葉山城を奇策を持って攻めるところで終わってしまい、消化不良の感有、これの続編がないものかと期待してしまう2024/03/05