文春文庫<br> 物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50

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文春文庫
物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50

  • 著者名:福田里香【著】/オノ・ナツメ【画】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2024/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167921620

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内容説明

人気お菓子研究家の原点!
漫画やドラマなどに出てくるさまざまな食べ物。それはどのように扱われているのか? フード理論を知ればもっと物語が面白くなる!

大きな口を開けて美味しそうに食べる人は腹の底を見せているため善人! フード目線から物語における登場人物の性格や感情、状況を読み解く。更に「賄賂は菓子折りに忍ばせる」「失恋のやけ食いはいつも好物」など、よく似た演出を50のステレオタイプに分析。フード理論を知れば、新しい発見や興味が深まること間違いなし!

単行本 『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』 太田出版2012年4月刊
文庫 『物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50』に改題 文春文庫2024年1月刊
※この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

42
食べ物に関するステレオタイプってあると思う。映画や小説などでこんなシーンあるあると思うときがある。そんなあるあるのシーンともいえるステレオタイプを50個紹介したのが本書である。そのシーンにはどんな意味を持たせているのかを知れてるので面白い!腹がつく慣用句には心を意味しているものが多いとのこと。例えば腹黒い。腹を割る。などなど。食べ物のシーンは深層心理を写すのかもしれない!2024/09/08

d3

31
物語に登場する食べ物は、登場人物や作劇にどのように影響を与えるのか。著者が提唱する「フード三原則」を基にシチュエーションを挙げながら解き明かしていく。 食事は身近な行為であるがゆえに、シーンとしての方向性を示すために食べ物を利用すると観客の共感を得やすい。本書では実体験では遭遇したことのない状況であっても、「あるある」とうなづきたくなるような事例が多数紹介されている。 物語のタイトルを挙げるわけではなく、「よく見かけたと感じている」と曖昧な記憶から語られる場面群は、なぜか読者もうなづいてしまう。2024/07/22

きみどり

7
映像作品に登場する飲食物や飲食シーンが、視聴者に与えるイメージをつぶさに分析した楽しいお料理本。ゴロツキはなぜ家族そろった食卓に乱入するのか、アクション映画でシャンパンタワーが倒れることの効果などなど😆 韓国映画のパク・フンジョンの作品では、可愛い女の子が豪快に食べる場面が多い。いつもそれをとてもチャーミングに感じていたんですが、その理由が肚落ちしました。2024/07/09

月華

4
2012年4月発行。2024年1月発行。イラストが可愛らしく、文章も読みやすかったです。題名の物語をおいしく読み説く、という言葉通りの内容だと思いました。2024/08/30

あるぱか

4
フード理論という言葉に惹かれて手に取りました。読んでるとなるほどなぁも思うことがたくさんあって面白かったです。映像に映る食べ物達にそんな意味が込められていたとは。2024/02/04

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