出版社内容情報
リスク管理の主な目的は規制遵守ではなく事業業績の向上にある。そしてその態勢は全社的なリスクに基づく意思決定を包含するべきであり、事業管理レベルでのリスクベースでの製品のプライシング、企業経営レベルでの戦略的リスク管理、取締役会レベルでのリスクベースの配当政策を含んでいる。リスク管理について学ぼうとしている経験のない実務家、企業のコンプラ担当者に最適。
内容説明
リスク管理の究極の目的は規制遵守ではなく事業業績の向上にある。リスクベースでの製品のプライシング、企業経営レベルでの戦略的リスク管理、取締役会レベルでのリスクベースの配当政策、等々、組織の体制・システムは、全組織的なリスクに対応するものでなければならない。リスク管理について、これから学ぼうとしている実務家、また、企業のコンプライアンス担当者に最適の一冊。
目次
第1部 リスク管理の背景(イントロダクション;学べる教訓 ほか)
第2部 ERMの枠組み(コーポレート・ガバナンス;業務執行部門の管理 ほか)
第3部 リスク管理の応用(信用リスク管理;市場リスク管理 ほか)
第4部 将来展望(予測;エバーラスト・フィナンシャル社)
第5部 ERMの導入(ERMの導入;取締役会の役割 ほか)
著者等紹介
ラム,ジェームズ[ラム,ジェームズ] [Lam,James]
独立系リスク・コンサルティング会社であるジェームズ・ラム&アソシエイツ社社長。Eトレード・フィナンシャル社のリスク監視委員会のディレクター兼会長。バルーク大学を首席で卒業、UCLAでMBAを取得。オリバー・ワイマン&カンパニーのパートナー、Eリスク社の創業者兼社長、フィデリティ・インベストメンツ社やGEキャピタル・マーケッツ・サービシス・インクの最高リスク管理責任者を経て、現職。リスク管理の分野におけるパイオニア、第一人者として知られる
林康史[ハヤシヤスシ]
立正大学経済学部教授。華東師範大学国際金融研究所客員教授。法学修士(東京大学)。1957年生まれ
茶野努[チャノツトム]
武蔵大学経済学部教授。博士(国際公共政策)。1964年生まれ。1999年、大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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