角川書店単行本<br> The CODE シリコンバレー全史 20世紀のフロンティアとアメリカの再興

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角川書店単行本
The CODE シリコンバレー全史 20世紀のフロンティアとアメリカの再興

  • ISBN:9784041131992

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内容説明

シリコンバレーはどのように築かれ、アメリカのビッグ・テックはどう形作られたのか。
そして、“次のシリコンバレー”は生まれるのか―――。

国際的な権謀術策、政治的な思惑、お金、夢と挫折、そして人間ドラマ……5年に及ぶ調査・取材で明らかにした、70年にわたるシリコンバレーの歴史を解体する唯一の決定版。

「シリコンバレーは、ある意味で場所ではない。エコシステムだ。(中略)世界中の他のどんな場所も、こんな開発市場環境を長期にわたり提供することはできなかった。だからこそ、シリコンバレー再現の試みは他のところでは成功していない。その意味で、本書は安易なシリコンバレー模倣の試みに対する戒めになっている。いまあるシリコンバレーの形(の一部)だけ真似て、それですぐにシリコンバレーもどきができるわけもないのだ。」(山形浩生/訳者解説より)

[目次]

第1幕 スタートアップ
果てしなきフロンティア/黄金の州/月を目指せ/ネットワーク/金がらみの連中/バブルとその崩壊

第2幕 製品ローンチ
資本主義のオリンピック/パワー・ツー・ザ・ピープル/パーソナルマシン/ホームブリュー/忘れがたいもの/リスクまみれのビジネス

第3幕 目指せ公開
ストーリーテラー/夢のカリフォルニア/メイド・イン・ジャパン/ビッグブラザー/ウォー・ゲーム/砂上の楼閣

第4幕 CHANGE THE WORLD
情報こそがエンパワーメント/スーツ・イン・ザ・バレー/マグナカルタ/ドント・ビー・イーブル/「あなた」のインターネット/ソフトウェアが世界を喰う/マスターズ・オブ・ザ・ユニバース

訳者解説
 次の経済的フロンティア、次の技術的フロンティア 高須正和
 新しい技術発展のシーズを見つけるための知見 山形浩生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

iwtn_

5
大戦以降からのシリコンバレーの発展の歴史を書き出している。技術的な内容はかなり少なく、政治や教育、ジェンダーなどの文化について言及している点が多いのが特徴。一気通貫で書くことで、バラバラに知っていた事柄が繋ぎ合わさった感じ。既に半世紀以上もベンチャー企業が産まれているのは凄まじい地域と言える。日本だと似たような地域は少なそう。そして、こういう所謂イノベーションを生み出し続ける場所は、意図してできるものではないんだろう。しかし、反抗者も大きくなって権威になれば、それを維持する力学が働くようになる。2024/03/31

みちしるべ

1
シリコンバレーの偉人たちを、個人崇拝/神話するのでなく、世界事情(特に政治経済)の説明をしっかり付することで、等身大に描いていて面白い。それにしても、シリコンバレーの、能力主義を前提とした転職が一般的な風土が個人的に羨ましいし、日本でも地域や産業の発展のためにぜひ育まれてほしい。(尤も、今の転職エージェントとかは、なんか違う気がする…)2024/02/11

Go Extreme

1
スタートアップ: 果てしなきフロンティア 黄金の州 月を目指せ ネットワー 金がらみの連中 バブルとその崩壊 製品ローンチ: 資本主義のオリンピック パワーツーザピープル パーソナルマシン ホームブリュー リスクまみれのビジネス 目指せ公開: ストーリーテラー 夢のカリフォルニア メイドインジャパン ウォーゲーム 砂上の楼閣 チェンジザワールド: 情報=エンパワーメント スーツインザバレー マグナカルタ ドントビーイーブル あなたのインターネット ソフトウェアが世界を喰う マスターズオブザユニバース2024/01/31

読書マン

0
副題にある通り、シリコンバレーの歴史。テクノロジーの発展が、純粋に民間のみでなく、政府(軍事)による影響も大きい事が分かる。 日本学術会議の「軍事研究の禁止」が如何にバカバカしいもので、現実を見ていない事が分かる。馬鹿げたイデオロギーに影響される日本が衰退していくことは、さもありなん。 非常に長い本であるが、楽しく読めた。2024/02/11

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