内容説明
弁護士という実務家の仕事に加え、知事、市長、国政政党の代表として政治行政を行ってきた橋下徹、政界引退後初の著作。
現実の政治を学びながらインテリたちの抽象論、知識、情報を得て、問題解決能力を手に入れよう!
※本書はメルマガ「橋下徹の『問題解決の授業』」を大幅に加筆修正してまとめたものです。
【著者紹介】
橋下徹(はしもと・とおる)
1969年生まれ。
1994年早稲田大学政治経済学部卒業。
1997年弁護士登録。翌年橋下綜合弁護士事務所を設立し、独立。
2008年大阪府知事に就任。
2010年大阪維新の会創設。
2011年大阪市長就任。
2012年日本維新の会設立。
2014年維新の党創設。
2015年おおさか維新の会創設。
2015年任期満了で大阪市長を退任。政界引退。
【目次より】
◆第一講 舛添さん問題は最高の教科書だ
◆第二講 報道の自由こそが民主主義の根幹だ
◆第三講 ここがおかしい!公務員の政治活動
◆第四講 メディアも間違えた豊洲問題の本質
◆第五講 核心的問題点と周辺的問題点の整理
◆第六講 「現状への不満」をすくい上げよう
◆第七講 本当に政治上手!公明党とは何者か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
83
選挙・政治・報道の自由など分かっているようで分からないことについて、平易な言葉で説明されている。平易な言葉で説明できるということは、これらのことに精通していることになるだろう。橋下さんは大阪府知事、大阪市長を歴任されているだけあって生々しいことも書かれているけど、生活者の目線に合わせて書かれているので読みやすい。要はみんな自分の生活のことは大事なんだけど、公人と私人では一線を画するということを言いたいのかな。公人が私益に走っているようなことについては「橋下節」が炸裂していると思う。2018/08/24
はる
30
舛添さん、報道の自由、有識者会議と行政などを、橋下徹が政治家だった頃と合わせて話してくれる。おもしろかった。弁護士だからなのか、明快でスッキリするのがいいのかも。2018/01/27
Cambel
22
元都知事 舛添さん問題、豊洲市場問題、都議会選挙、森友問題など、当時のメディアが連日取り上げたニュースを題材に政治の見方をわかりやすく解説した本(含む橋下さんの自画自賛 笑)。これらはなぜ我々をモヤモヤさせたのか。周辺問題ばかりフォーカスされて、本質を理解できてなかったからとか、豊洲と森友はとても肚落ちした。他に全く知らなかったのが公務員の政治活動。市や県職員がどれだけ真剣に組織力と資金力を駆使して選挙に挑むのか。選挙で禁止されるビラも市役所や府庁の定期発行物であればセーフとか、なるほどと思いました。2020/05/19
hk
20
橋下氏は語っている段には「フワッとした民意」とやらを感情的な言い回しでとらえられるが、書き言葉になると途端に論理的整合性の杜撰さがあらわになる。本書を読んでいるとそのことがよくよくわかる。議論が自身に不利とみれば、論点を上滑りさせて議論の方向性をうやむやにするというのが橋下さんのお家芸。これは橋下さんが自著で紹介していた手口だ。そしてこの行動原理が橋下さんには染み付いている。だから彼は書き言葉でインテリを説得できないのだ。彼が政治家として大成しないのは、ストックとしての言説に整合性が希薄だからではないか。2018/04/19
高橋 橘苑
18
政治の問題にはあまり触れたくないが、選挙も終わったので感想を書いてみる。その前に、大阪の人以外には分かりにくいかもしれないけれど、大阪人として政治には無関心というか、絶望していた。絶え間なく繰り返される不祥事と非効率に、大阪人は行政能力が劣っているんじゃないかと、真剣に思ったりしていた。だから、選挙にはほとんど行った記憶がない。既成勢力の右の端から左の端までを相手に、維新の会が勝利したのは、政治に頼らないで生きている人の声だとは思うが、この本を読むかぎりでは橋下さんはもう少し丸くなった方が良いと感じた。2019/04/10
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