日本経済新聞出版<br> 拒否戦略 中国覇権阻止への米国の防衛戦略

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日本経済新聞出版
拒否戦略 中国覇権阻止への米国の防衛戦略

  • ISBN:9784296117291

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内容説明

■中国の著しい軍備増強により、もはや過去のものとなった北東アジアにおける米国の軍事的優位。もし、西太平洋を中心とするアジアで戦うことになったら、戦争に勝利するのは米国とその同盟国なのか、あるいは中国なのか。深刻な疑問が投げかけられている。
■力と野心を押し出す中国に対して米国は、日本はどう動くべきなのか。中国に対抗する反覇権連合とはどのようなものか。なぜ、どのような台湾防衛が必要なのか。日本は反覇権連合の戦略において、どのような位置を占めるのか。中国に勝利するための条件は何か。
■米国の国防戦略をこの一世代で最も大幅に改定したと評価される「2018年国家防衛戦略」の主導的立役者エルブリッジ・A・コルビーが、中国の覇権奪取の動きに対抗するための「拒否戦略」(strategy of denial)を明快な論理構成で描き出す。
■ここ数十年で最も情報に富み、米国の防衛戦略を詳細に再評価した本書は、厳密でありながら実践的なアプローチを説き、米国が中国との戦争に勝つためにどのような準備をすべきか、また、適切な戦略の構築が結局は戦争の回避、適切な平和につながることを説く。
■戦略の大家E・ルトワック、「100年マラソン」説で知られるM・ピルズベリー、国際政治学者J・ミアシャイマーらが絶賛する骨太の戦略書。

目次

日本語版への序文
まえがき
謝 辞

第1章 米国の戦略の目的
  
第2章 好ましい地域的勢力均衡

第3章 同盟国とその有効な信頼性ある防衛
 
第4章 防御圏の定義
 
第5章 限定戦争における軍事戦略

第6章 敵の最適戦略に注目することの重要性
  
第7章 中国の最適戦略
 
第8章 拒否的防衛
 
第9章 有効な拒否的防衛後の限定戦争
  
第10章 結合戦略

第11章 含 意
 
第12章 適切な平和

原注
訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kk

20
図書館本。次期政権での国防次官に指名された著名な戦略論者による、今後の米安全保障政策の焦点に関する見方。米国がアジアにおいて対中軍事優位を回復することは非現実的との冷徹な認識の下、米国にとっての最重要課題は、同盟国・同志国と共に反覇権連合を構築し、中国の地域的な戦略目標の達成を妨げることにあると主張。そうした考え方に立って、今後の米国戦略の「幅」を示す思考的な枠組を提示。論理的には納得感が強い反面、アジア諸国のメンタリティや政治文化などに対するセンシティビティといった点ではどうかな。2025/01/04

K

12
トランプ政権2期目の政策担当国防次官となったコルビー氏の戦略論。中国及びインド太平洋重視、それ以外の地域はメリハリをつけて対応、という筆者の主張が色濃く反映。中国の覇権阻止のための反覇権連合による拒否戦略、結合戦略は、オフショアバランシング論の一種ともいえる。同盟、特に日米同盟を重視する姿勢は、日本人としては安堵。本としての評価は、防衛態勢や作戦計画の記述はほぼなく、大上段の戦略・政策レベルの話が大半を占め、良くも悪くも「政策の人」が書く書である印象。本書の内容が政策として実装される可能性が高く、必読。2025/03/18

シノウ

4
アメリカにおける真の脅威は中国である。 理由としては、台湾やフィリピンを彼の勢力圏化し、アジア地域におけるあらゆる活動を彼の国のあのままに操ろうとしている。 アジア地域は2050年ごろまでには人口、経済力ともに世界の中心であり、ここを中国の勢力下にされることはアメリカにとって大きな不利益となる。 だが、中国の兵力にはアメリカでは単独の介入コストが高すぎる。 したがって地域の同志国が各々自衛の能力を高めること 同志国が連携を行い事象に対処すること 米国は、彼らの支援を信頼関係の中で行うこと が必要2026/01/09

TMHR ODR

3
現トランプ政権の国防次官が書いた、対中戦略論。如何に中国の主に台湾やフィリピンへの侵略を拒否するかという中盤までは読んだ。戦略学究の方には必須の書であろうことは間違いないのだりうが、如何せん素人が読み進めるには余りに同じ表現が延々と続くようで面白くは無く、中盤で諦めた。2025/09/15

Live on pasta

1
イデオロギーを一切排して徹頭徹尾ドライに米国の利益に即した米国の軍事戦略なかんずく対中国軍事戦略を論理的に緻密に積み上げた理論書。 恐ろしく筋が通ってる。 こういう人が政権のブレーンとして入っているというのは頼もしい反面恐ろしい。 ただし、昨今のトランプ政権の動きは必ずしもこの理論の通りには動いていない。 現実には理論家の理論通りにはいかない政治力学があるのだろう。 2025/03/24

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