内容説明
人の心は尊い。国民作家の原点と最晩年エッセイ
平凡な日本人の優しさを噛みしめる、作家としての原点と、人生の折々を振り返る最晩年の軽妙エッセイ。単行本未収録4本を追加。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
24
オール讀物2019年1月号〜2020年11月号掲載のエッセイ18編を2021年3月嘘かまことか刊行。1974年11月神田明神崇敬会事務局発行の日本の心より抜粋:日本のこころ、オール讀物2020年12月号〜2021年3,4月合併号:二つの記念碑、もういくつ寝るとお正月、春よ来い早く来い、老いては子に従え、の5編を加えて2024年1月文春文庫化。平岩さんの小説、脚本のお仕事、ご家族のお話、長谷川伸先生、戸川幸夫先生のお話が楽しい。コロナ禍真っ只中の話もあり身につまされる。トヨタのヤリス買替えの話は微笑ましい。2024/02/23
Go Extreme
1
日本のこころ:もう一人の父親・長谷川伸 平凡→武器 平凡の中の非凡 どうしようもない時→君の前に はじめて叱られた日 嘘かまことか:嘘かまことか 夫婦は二世というけれど 神様が書かれたシナリオ マイカー三昧 「とみ」の思い出 お供猫<花> 丑の刻まいり 書生の光ちゃん 親友、あこちゃんnこと 直木賞受賞の頃 楽あれば苦あり 天皇の松 生きるということ 犬も歩けば棒に当る アリとキリギリス 禍福は糾える縄の如し 人間万事塞翁が馬 旅は道づれ世はなさけ 2つの記念碑 もういくつ寝るとお正月 老いては子に従え2024/03/03