キイ・ライブラリー<br> クリスティを読む! ミステリの女王の名作入門講座

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キイ・ライブラリー
クリスティを読む! ミステリの女王の名作入門講座

  • 著者名:大矢博子【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 東京創元社(2024/01発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488015459

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内容説明

数々の名作が世界中で読まれ、翻訳され、映像化・舞台化され、没後48年を経ても変わらぬ人気を保ち続ける──まさしくミステリの女王、アガサ・クリスティ。大人気カルチャー講座「アガサ・クリスティを読む」の講師を務める書評家が、〈探偵〉〈舞台と時代〉〈人間関係〉そして〈騙(だま)しのテクニック〉に焦点を当て、各章でテーマに沿ったおすすめ作品を紹介しながら魅力を丁寧に語ります。最終章〈読者をいかにミスリードするか〉では、女王の驚くべきテクニックをじっくり解説。クリスティのすごさを実感できる、入門に最適な一冊!/【目次】まえがき/第1章 探偵で読む/1 異邦人としてのエルキュール・ポワロ/▼ポワロを知る二冊――『スタイルズ荘の怪事件』『ポワロの事件簿1』/2 時代の証人としてのジェーン・マープル/▼ミス・マープルを知る二冊――『ミス・マープルと13の謎』『書斎の死体』/3 年齢を重ねるトミー&タペンス/▼トミー&タペンスを知る二冊――『秘密組織』『二人で探偵を』/4 渋さが光る捜査官・バトル警視/▼バトル警視を知る一冊――『ゼロ時間へ』/5 個性的な短編の探偵たち/▼パーカー・パインを知る一冊――『パーカー・パインの事件簿』/▼ハーリー・クィンを知る一冊――『ハーリー・クィンの事件簿』/第2章 舞台と時代で読む/1 古き良きメイヘム・パーヴァ/▼メイヘム・パーヴァを知る二冊――『アクロイド殺害事件』『ミス・マープル最初の事件 牧師館の殺人』/2 ヒット作の鉱脈、中東ミステリ/▼中東ミステリを味わう二冊――『殺人は癖になる』『ナイルに死す』/3 動く殺人現場――旅と乗り物/▼旅と乗り物を味わう二冊――『オリエント急行の殺人』『カリブ海の秘密』/4 戦争がもたらしたもの/▼戦争を知る二冊――『ABC殺人事件』『NかMか』/5 変わりゆく大英帝国/▼イギリスの変化を知る三冊――『予告殺人』『葬儀を終えて』『鏡は横にひび割れて』/第3章 人間関係で読む/1 ロマンス! ロマンス! ロマンス!/▼ロマンスに浸る三冊――『謎のエヴァンス』『忘られぬ死』『ホロー荘の殺人』/2 三角関係の使い方/▼三角関係のバリエーションを知る二冊――『杉の柩』『白昼の悪魔』/3 いろいろな家族の形/▼家族のドラマを味わう三冊――『ポアロのクリスマス』『ねじれた家』『無実はさいなむ』/第4章 騙しのテクニックで読む/1 童謡だけじゃない“見立て”/▼見立て殺人におののく二冊――『そして誰もいなくなった』『ポケットにライ麦を』/2 二種類ある、回想の殺人/▼回想の殺人を味わう二冊――『五匹の子豚』『スリーピング・マーダー』/3 ミステリの華、意外な犯人/▼意外な犯人に驚く二冊――『三幕の悲劇』『カーテン』/第5章 読者をいかにミスリードするか/▼『シタフォードの謎』『殺人は容易だ』/参考文献/作品名一覧/人名一覧/アガサ・クリスティ著作一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あっちゃん

49
クリスティ大好きだけど知らない事だらけ(笑)作品だけでなくキャラクター設定の話とかトリビア多数!まぁ、そんなことを知らなくてもクリスティはメチャ面白いけどね( ̄ー ̄)2024/11/11

M H

25
絶えることなく出版されていそうなクリスティ関連本。本書は入門書的な立ち位置で、ユーモアをまじえた軽妙な語り口。かわいらしい装丁もキャッチーさに一役買っている。中身に関しては後半になるほどクリスティ作品のテクニック、面白さの核心に近づいて最後は「シタフォードの謎」「殺人は容易だ」のネタを注意喚起の上で割って読み解き。両方未読だけど気になって読んじゃったよ、てへっ。総じてクリスティの魅力を再確認できてとても良かった。入門書に向いているかは謎。2024/04/06

もえたく

24
『オリエンタル急行の殺人』『アクロイド殺し』ぐらいは読んでいても、沢山ありすぎて何から読めばいい?人向けのクリスティ入門書、と銘打たれてますが、惹句が巧くて、アレもコレも読みたくなってしまった。ポアロとミス・マープルだけじゃないミステリの女王の魅力。ますます、積読本が増える贅沢な悩みが。2024/02/11

ハスゴン

24
またまたアガサクリスティの名作ガイドブックが登場した!2024/02/10

くみ

21
クリスティ好きとしてタイトルで惹かれてしまう。著者のクリスティ愛に溢れる考察は読んでいて心地よかった。改めてクリスティの手法を言語化してもらうと、私がクリスティに魅力を感じる理由を確認できたり、新たな発見があったり、読んでる間、幸せでした。クリスティは再読で気づくことがたくさんあるに激しく同意。しかし一応ひと通り作品を読んでるはずなんだけど、覚えてないものも多く、、また再読したいと思いました。2024/08/04

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