内容説明
農薬の成分から選び方、混ぜ方までQ&A方式でよくわかる。たとえば、農薬の「成分」って何のこと? 商品名は違うのに成分が同じ農薬は多い? ミニトマトはトマトと同じ農薬でいいの? といった「基本的なことだけど大事な話」が満載。さらに、RACコードって何? 混ぜると効き目がアップする農薬は? 多品目畑で使いやすい農薬は? といった現場の悩みにも応える。農薬の効かせ上手になって減農薬につながる一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようへい
6
虫の神経、呼吸(エネルギー代謝)、皮膚、成長ホルモン、消化器などに作用してダメージを与える。毒の話ですね。農薬を散布しても偶然いた抵抗性個体が生き残ってしまえば、繁殖によって抵抗性を持つ害虫が増えてしまう。だから違うタイプの農薬も散布してその害虫を駆除しなければならない。農薬はサッと浸透して人間の口に入る前に分解されて残留しないようする必要がある。抵抗性とのイタチごっこに人や環境に優しい物質を探し求めるため、年々難易度が上がり、開発に何十億もの費用がかかる。農薬の世界も底が知れないな。2020/05/22
Lagavulin
4
農家さんとの話の種、自分の家庭菜園に活かせな以下とパラパラ読み。わかりやすかった。2022/05/04
Kan
4
農薬に詳しくなりたいので読んでみた。ポイントは3つ。一、農薬を利用するときは適正な量(ラベルに記載されているとおりに)を利用する。ニ、農薬の系統(TACコード)と作用機作(神経、皮膚の合成、ホルモン攪乱、呼吸阻害)を理解し、同一圃場ではいろんな系統(ネオニコチノイド、有機リンなど)の農薬を散布する。3、予防剤と治療剤-予防剤で害虫の初発を抑えるのが基本 農薬はよくわからない(カタカナが多い)ので実際に使ってみて理解するしかない。2021/02/23
あるなし
0
ラベルがめくれるようになってること、そこに書かれてる大切なこと、実際の使用時の注意。種類によって混ぜ方にもコツが!2023/08/26
tosco
0
殺虫剤が効く仕組みと系統の関係など、これでもかというくらい大きなシンプルなイラストでページを割いて解説されているので、自分のように農業に携わったこともない素人には大変ありがたかった。ただ基本的には実用向けの内容なので、素人に縁のある内容は少ない。2020/07/05