内容説明
犯人がアナログ過ぎる!? ドタバタ狂言誘拐の行方は――
下関の大学生・翔太郎は、ひょんな事からヤクザの組長の娘と騒動に巻き込まれる。そして殺人が!青春コメディ&本格ミステリの傑作。
単行本 2008年1月 文藝春秋刊
文庫 2010年7月 文春文庫刊
文庫新装版 2024年1月 文春文庫刊
※この電子書籍は文庫新装版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あやっぴ
27
ことの発端は、20歳のしがない大学生がひと夏のバイトに、と先輩を頼ったことから始まる。こんなにも短時間に色々なことに巻きこまれるとはね(笑)著者の作品らしくユーモアたっぷりだが、まさかの犯人だったし、明かされたトリックはなかなかなものだった。姉妹愛に満ちた作品でもあった。面白かったです。2024/02/20
みいやん
10
再読のはずなのだが、全く記憶になく… おかげで楽しめました。東川さんらしさ満載でした。2024/02/17
かずぺん
5
バラエティー感覚で面白く読ませていただきました。映画になったら良いと思います。2024/03/27
Oka
3
ピックアップされていたため購入。軽い雰囲気で進んでいくが、終盤に実はトリックが敷かれていることに気づかされる、という展開。くすりと笑わせるものが散りばめており、それがやや多すぎるような来もしなくはないが、面白い一冊だった。2024/02/14
サムライメタル
2
ミステリー小説と言っていいのか?ドリフのコントの様なドタバタコメディーで、きっといかりや長介が親分役なんだろう。その後絵里香と翔太郎がどうなったか気になる。2024/02/15