ふぞろいの林檎たちⅤ/男たちの旅路〈オートバイ〉

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ふぞろいの林檎たちⅤ/男たちの旅路〈オートバイ〉

  • 著者名:山田太一【著】/頭木弘樹【編集】
  • 価格 ¥2,851(本体¥2,592)
  • 国書刊行会(2023/12発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 750pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784336074836

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内容説明

誰も見ることのできなかった、幻のテレビドラマがついに! 名作ドラマシリーズ『ふぞろいの林檎たち』幻の第5部、新発見の『男たちの旅路』の未発表回、未映像化の2時間サスペンスドラマなど貴重なシナリオを一挙収録。『ふぞろいの林檎たち』放送40周年記念。 編・解説=頭木弘樹

*1983年より始まった青春群像ドラマの傑作シリーズ『ふぞろいの林檎たち』。パート4(97年)で完結とされていたが、なんと幻のパート5が存在していた! パート1〈落ちこぼれ大学生篇〉パート2〈社会人奮闘篇〉パート3〈人生の転機篇〉パート4〈若者たちとの邂逅篇〉につづく、四十代の葛藤を描く完全未発表作『ふぞろいの林檎たちⅤ 』前・後篇(2002-03年頃)。
*鶴田浩二・水谷豊主演の名作ドラマ『男たちの旅路』シリーズ(76-82年)、その第4部の2話から登場しなくなる水谷豊がなんと出演し続けるバージョンがあった! 新発見の完全未発表エピソード〈オートバイ〉(79年)。
*山田太一がなんと2時間サスペンスドラマを書いていた!――平凡な夫婦がまきこまれる奇妙な犯罪譚『今は港にいる二人』(82年)
*附録として、山田太一が初めて書いたシナリオ『殺人者を求む』(58年)を収録。
*「ふぞろいの林檎たち」「男たちの旅路」全エピソードあらすじ付き
*山田太一エッセイ「ボツ」収録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レモングラス

90
山田太一さんがいてくれたらと思う。山田太一ドラマが見たい。映像化されていないシナリオ4作品収録の本書。『不揃いの林檎たち』は40代の林檎たち。中井貴一さん、時任三郎さん、柳沢慎吾さん‥声が聞こえるようだった。『男たちの旅路』もまさか今読めるとはの思い。それも水谷豊さんいてのシナリオ。いつもと違う展開で馴染めない気持ちもあったが読める幸せを感じた。吉岡司令補に会えた嬉しさ。『今は港にいる二人』は加藤健一さん、田中裕子さんが演じる予定だったとか。見たかった。『殺人者を求む』は山田太一が初めて書いたシナリオ。2024/04/21

hitotak

8
「ふぞろい」のドラマはⅣまでで、今回初めて登場人物たちが40代を迎えた続編の内容がわかった。柳沢慎吾が既にセリフも覚えていて、撮影を楽しみにしていたと話しているので、諸事情あって映像化されなかったらしい。けっこう大きな展開もあり、この先の話も知りたかったので残念だ。「オートバイ」も出演者の都合でお蔵入り。山田太一脚本ですらこうなってしまうのだから、ドラマ作りは企画倒れも多そうだ。セリフとト書きだけだが、キャストの顔も情景も目に浮かんできて楽しめた。他にも未発表作品があるとのことなので、楽しみに待ちたい。2023/12/24

GO-FEET

6
◆「ふぞろいの林檎たちⅤ」はまさに脳内変換して読み進めるのが楽しくて、個人的にはノリノリで読了。ラストは「ふぞろいの林檎たちⅠ」の最終回を意識し過ぎで笑ってしまったが、読後感は悪くない。 ◆「男たちの旅路〈オートバイ〉」の存在は、当時水谷豊の降板にショックを受けた者にとっては朗報ともいえるが、内容的にはしっくり来ないというのが正直なところ。 ◆「今は港にいる二人」。加藤健一、田中裕子の夫婦役でテレビドラマが観たかった…… ◆続刊となる〈インタビュー集〉にも期待大! 2024/02/17

えいとうっど

5
極めて個人的なお気に入り度合い:★★★★★5点 Ⅰの放送から20年後制作されるはずだった<ふぞろいの林檎たちⅤ>の未発表シナリオ。優れた連続テレビドラマは現実の時をも飲み込んで描ききり、奇跡的なラストが鮮やかに脳内映像化される。涙が止まりません。2024/02/09

まさやん80

4
ふぞろいの林檎たち、男たちの旅路の未発表シナリオに加えて、山田太一初めてのシナリオ、また2時間サスペンスものと、素晴らしいラインアップ。いずれのシナリオも力作で、何故製作に至らなかったのかと不思議に思う。 ふぞろいの林檎たちや男たちの旅路は、俳優陣を把握しているので、台詞がまるで俳優陣が喋っているかのように頭の中に入ってくる。2時間サスペンスも、さすがに山田太一らしい切り口で素晴らしい。 山田太一さんはお亡くなりになってしまったが、この後全作品インタビューが刊行されるという。そちらも楽しみだ。2023/12/09

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