内容説明
家事代行サービスの会社で働く秋月都。ある日、北鎌倉に派遣された。辿りついたのは、住み込みの家政婦がいてもおかしくなさそうな大きなお屋敷。出迎えた和装の青年は羽鳥一成という名の若き和菓子職人で、この屋敷は彼の工房兼住居だった。一成の作る和菓子は見事な出来映えで、常連客も多い。人知れず、和菓子に苦い思い出のあった都だが、彼の作る和菓子に触れるうち、心の変化を自覚するようになり…。日々鍛えた料理の腕で、羽鳥家の“定期契約プラン”を勝ち取った都は、いっとき閉店してしまっていた甘味処「ことりや茶房」の再開にも関わることになるが…。
目次
花の章
時鳥の章
月の章
雪の章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
85
なんだろう、嫌いじゃないんだけど、なんか1話1話、それぞれに余韻がない感じがする。スイーツが出るまではお話が結構あるけど、スイーツが出てきて食べたらすぐにお話が終わっちゃうから?あと、甘味処なのに、甘みが足りません(笑)次回はもうちょっと甘みも出してほしい。2024/02/12
カブ
41
表紙の美味しそうな和菓子たちに惹かれ、手に取る。北鎌倉が舞台というのも出来すぎな感じ。漫画を読んでいるように軽い気持ちで手に取るのもありか。読んでると無性に和菓子が食べたくなる。2024/01/31
坂城 弥生
37
高瀬くんは猫番館の高瀬さんの弟くんかな?2024/02/23
よっち
33
家事代行サービスの会社で働く秋月都。ある日、都は急病のスタッフに代わり、北鎌倉に派遣された大きなお屋敷で、出迎えた和装の若き和菓子職人・羽鳥一成と出会う物語。そのお屋敷は一成の工房兼住居で、見事な出来栄えで常連客も多い彼の作る和菓子。日々鍛えた料理の腕で、羽鳥家の定期契約プランを勝ち取った都が、彼の作る和菓子に触れるうち、密かに抱える和菓子の苦手意識に対する変化や、思わぬ縁を繋いでいく展開で、一時閉店していた甘味処も再開して、これからどんな物語が紡がれていくのか、今後がとても楽しみな物語になっていました。2023/12/18
coco夏ko10角
17
大船に住んでいて家事代行サービス会社で働く秋月都、ある日仕事で北鎌倉の大きなお屋敷へ。別シリーズのある家が少し登場、今度そちらの新作でその家が出てきたときに都がいたりするのかな。シリーズ化するのかと思ったら和菓子が苦手なことも親とのことも結構あっさり、もしかして単巻かな。北鎌倉×和菓子の雰囲気はよかった。2024/03/16