内容説明
鉄道とは切っても切れない存在にある「音」の、奥深さや楽しさについて幅広くまとめた1冊です。ひと口に“鉄道の音”といっても、走行音や、車内アナウンス、駅の自動放送やメロディ、踏切の警報音など、その種類は多岐にわたります。前半では、鉄道の音についての分類や、具体的な全国の音鉄スポットを紹介し、後半では、音を「聴く」、「集める」、「つくる」エキスパートへの対談・インタビューを掲載。巻末資料として、全国の“聴いてみたい駅メロディリスト”も収録しています。
目次
目次
第1章 「鉄道音」の世界へようこそ
第2章 音鉄趣味の分類学
第3章 訪れてみたい全国の音鉄スポット
第4章 音鉄趣味を200%楽しむために
第5章 音鉄体験のススメ
~特別対談 米屋こうじさん~
第6章 文化に根ざしたご当地メロディの世界
~特別インタビュー「ご当地駅メロディー資料館」管理人~
第7章 「音」を創る魅力
~特別インタビュー 向谷実さん~巻末資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
180
NHKラジオ「鉄旅・音旅 出発進行!」のファンで、音鉄の楽しみ方は、ある程度理解しているつもりです。走行音、車内音、案内放送、駅メロディ。この本で更に深く学べます。普通「◯番線」「◯番のりば」と言うところを、阪急電車だけは「◯番線」と言っているのは気付いてませんでした。また「◯両編成」のことを、JR四国では「◯両つなぎ」と言うらしいです。それと、ウェブサイト「ご当地駅メロディ資料館」管理人さんや、鉄道音楽家向谷実さん(カシオペアの元メンバー)のインタビューも、とても興味深いです。2024/08/11
どぶねずみ
26
音鉄シリーズ2冊目は、全国各地の音鉄スポットの紹介や、駅メロ作家とのインタビュー収録。元々このシリーズを借りてみた理由は、私が毎日利用する電車の発車時に高音と重低音を奏でていることに聞き惚れたからだ。本シリーズでは機械の機能についての詳しい解説までは行き着けなかったものの駅メロや接近メロディが好きな人は鉄オタでなくても多いはず。わざわざ聴きに行ってみたくなるほど楽しく拝読。これからはジョイント音ももっと楽しんでみようかな。2024/08/05
MASA123
10
鉄道の音を楽しむ趣味があるのですね。冬の札幌駅で待機中の特急列車は気動車だったから、飛行機のようなエンジンの轟音が耳に残っています。今は、もう気動車ではないのかな。近鉄特急は名古屋駅の発車メロディがドナウ川のさざなみだった。本書で近鉄特急の駅の到着メロディの一覧があったが、京都や大和西大寺は何度も聞いているのに気がつかなかった。東京駅を離れた新幹線の車内放送は、出張モードから帰宅モードへの転換、やれやれ、缶ビールの蓋をあけよう。本書には、鉄道の音をたのしめる場所が多く掲載されています。 2024/04/26
barcarola
9
鉄道趣味にもいろいろあるが、音に纏わる参考書。私は録音などは行わないが、それでも興味津々。読んでいるだけでも場面を想像できて楽しかった。2024/01/06
Ezo Takachin
9
子供の頃はガタンゴトンと音を言いながら遊んだものです。鉄道趣味の一つのジャンルである音鉄。ジョイント音、モーター音、アナウンスに、発車メロディなど様々。また音を聞けば、その場面場面が想像できるし、思い出も浮かんできます。遠くへ行けなくてもその音を聞けば行った気分になります。私もウォークマンに走行音をダウンロードして入れています。寝る時には北斗星の走行音を流しながら就寝。また最近の発車ベルや接近メロディなどはバリエーションも豊富です。鉄道ファンではなくてもお気に入りのものがあるのはでないでしょうか?2023/12/26