内容説明
「日本のヌーヴェル・ヴァーグ」の旗手として戦後日本の映画界を切り拓いてきた大島 。仕事を共にした俳優たちのスケッチ、同世代の監督たちへの鋭い批判、そして去りゆく人への愛惜を綴った、ベストエッセイ集。巻末に坂本龍一による弔辞、大島監督との思い出、小山明子夫人のエッセイを付す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうすけ
26
面白かった。松竹ヌーベルバーグは個人的にはあまりはまらなかったけど、愛のコリーダはすごかった、そんな大島渚。言葉が強い。まだ助監督あがり直後でほかの監督をクソミソに言う度胸がすごい。映画はこう見ればいいのか、ということがよくわかった。2024/06/19
阿部義彦
18
最近良く買う様になったいぶし銀の中公文庫です。恥づかしながら大島監督の作品は『戦場のメリークリスマス』しか見てないのですが、「絞死刑」「日本春歌考」「青春残酷物語」等の名前は本などで知っておりました。一時は主要映画界から見放され、六社協定などにも振り回され冷や飯を食わされていた事なども。何事にも阿らない自分の信じた道をひたすら歩む方でした。坂本龍一とも気が合う筈ですね。若い頃の映画論も臆せず自分とは違う所はキッパリと指摘しています。第3章関係各人のポルトレーが良かった。小林信彦、デビッド・ボウイ、たけし等2024/01/28
十文字
1
多くの役者や監督など映画人の口端から伝えられる大島渚像を、本人が直々に語っているようなイメージ。前半の監督論、役者論が非常に興味深い。2024/04/30
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