ハヤカワ新書<br> インドの食卓 そこに「カレー」はない

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ハヤカワ新書
インドの食卓 そこに「カレー」はない

  • 著者名:笠井亮平【著】
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • 特価 ¥572(本体¥520)
  • 早川書房(2023/12発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784153400160

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内容説明

日本人にもおなじみの「カレー」は、イギリスが植民地時代のインドに押し付けた概念である。インド人は「ダール」「サンバル」「コルマ」と細分化して呼ぶのだ――南アジア研究者がインド料理のステレオタイプを解きほぐし、その豊穣な食文化世界を案内する

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

145
インド料理がカレーだけのはずはないが、北インドを旅行した際に出た食事はカレー味ばかりだった。インドカレーを取り上げた本は珍しくないが、その他の食材や料理の解説書はまずない。そんな日本人には未知の、世界最大の人口と多彩な風土を擁する国の料理をコンパクトに紹介してくれる。よく行く東京のインド料理店ではベジとノンベジを厳格に分けていないが、宗教が生活に深く根付いているインド人には最も重要だと再認識した。ビリヤニや中華系の料理など、まだ知られざる数々の料理はぜひ食べたいものばかりだ。今度、西葛西へ行ってみようか。2024/01/28

アキ

115
カレー好きにはたまらない新書でした。そもそもカレーとはポルトガル人が多種類のスパイスを用いたインドの煮込み料理をそう呼んだことが始まり。インドを植民地としたイギリス人はカレーをライスとセットで食べるものとしたが、これは南インドが米食だったことと関連しているらしい。そしてカレー粉がイギリスで大ヒットし、明治時代にイギリス海軍を通じて日本に伝わった。インドではインダス文明の頃からスパイス料理は食されて来た。そのインドにココイチが進出した。人気メニューがチキンカツなのはインドの牛肉回避文化が関係しているのです。2024/08/22

はっせー

60
インド料理が好きな人にとってはうってつけの本だろう。インド料理の歴史から食べ物についての思索やインドにあるインド中華料理など。お腹が空いてたまらない!インドは海外からの進行を受け続けた歴史がある。そのため多種多様な食文化がある。それに加えてグローバル化によってより細分化されたと思う。ラッシーと飲むヨーグルトとの違いなど勉強になった!2024/10/12

さつき

52
インドの食文化の歴史や、日本でのインド料理の普及など様々な面から語られていて興味深い。食べてみたい未知の料理がたくさん登場しました。2024/06/07

yyrn

40
「日本に来て初めてチキンカレーを食べたインド人がいる」とは見事な惹句で気になって読まざるを得ないw。また「インドにカレーという料理はない」という投げかけにも、なぜ?と気になり、出張の移動中に読んだが、眠気も起きず楽しく読めた。▼胃腸が丈夫なら、この本で紹介しているバターチキンや炊込ご飯のビリヤニ、甘いグジャラート料理、南インドのミールスやワダも食べてみたいが、続けたら3日で腹を壊しそうw。▼著者は元大使館員で、インドやパキスタン、中国に駐在した体験を通して、広大なインド各地の特徴や宗教(ヒンドゥー教80⇒2024/03/15

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