内容説明
日本人にもおなじみの「カレー」は、イギリスが植民地時代のインドに押し付けた概念である。インド人は「ダール」「サンバル」「コルマ」と細分化して呼ぶのだ――南アジア研究者がインド料理のステレオタイプを解きほぐし、その豊穣な食文化世界を案内する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
149
インド料理がカレーだけのはずはないが、北インドを旅行した際に出た食事はカレー味ばかりだった。インドカレーを取り上げた本は珍しくないが、その他の食材や料理の解説書はまずない。そんな日本人には未知の、世界最大の人口と多彩な風土を擁する国の料理をコンパクトに紹介してくれる。よく行く東京のインド料理店ではベジとノンベジを厳格に分けていないが、宗教が生活に深く根付いているインド人には最も重要だと再認識した。ビリヤニや中華系の料理など、まだ知られざる数々の料理はぜひ食べたいものばかりだ。今度、西葛西へ行ってみようか。2024/01/28
アキ
117
カレー好きにはたまらない新書でした。そもそもカレーとはポルトガル人が多種類のスパイスを用いたインドの煮込み料理をそう呼んだことが始まり。インドを植民地としたイギリス人はカレーをライスとセットで食べるものとしたが、これは南インドが米食だったことと関連しているらしい。そしてカレー粉がイギリスで大ヒットし、明治時代にイギリス海軍を通じて日本に伝わった。インドではインダス文明の頃からスパイス料理は食されて来た。そのインドにココイチが進出した。人気メニューがチキンカツなのはインドの牛肉回避文化が関係しているのです。2024/08/22
ゆいまある
71
Audible.今年の夏も暑い。我々は気温40℃を想定して備えなければならない。つまりインド料理である(是非タイ、フィリピン料理についても勉強しておきたい)。私は食べ物の本を余り読まないのだが、食べるものがその人を表すと気がついた。インドなら宗教、地域で食べ物が変わる。最近ビリヤニやドーサがブームだし、インネパではないガチインドが日本に進出している。インド独自の中華料理、インドで進化するCoCo壱。そして日本で食べられるお店紹介など完全なる飯テロ本。パニプリ食べてみたい。SRKも一瞬だけ登場。2026/05/26
はっせー
61
インド料理が好きな人にとってはうってつけの本だろう。インド料理の歴史から食べ物についての思索やインドにあるインド中華料理など。お腹が空いてたまらない!インドは海外からの進行を受け続けた歴史がある。そのため多種多様な食文化がある。それに加えてグローバル化によってより細分化されたと思う。ラッシーと飲むヨーグルトとの違いなど勉強になった!2024/10/12
さつき
52
インドの食文化の歴史や、日本でのインド料理の普及など様々な面から語られていて興味深い。食べてみたい未知の料理がたくさん登場しました。2024/06/07




