内容説明
本論は、20世紀美術の巨匠、パウル・クレーが1920年にドイツの芸術雑誌へ寄稿した美術論であり、クレーの最も有名な論文のひとつとして知られます。造形作品の制作に向き合う際、どのような思考で表現が成されているかが、詩的で幻想的な文章で記述されています。読み進めながら読者は、まるでクレーの絵画作品を観ているように文章からクレー芸術を感じられるのではないでしょうか。
目次
本訳書は次を底本としました。
Schopferische Konfession
Paul Klee
Tribune der Kunst und Zeit
Eine Schriftensammlung Herausgegeben von Kasimir Edschmid XIII
Berlin, Erich Reiβ Verlag, 1920