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内容説明
「知的体幹を鍛える本の読み方」を追体験する
『原書を読むよりも面白い』と評される、楠木建氏の書評を網羅した珠玉の書籍解説集。経営書から教養書まで、縦横無尽に語り尽くす。「今すぐに読みたくなる本」と出合える1冊。
「著者からのメッセージ」
読書という行為は事後性が強い。いろいろな本を読んでいくうちに、ようやく読書に固有の価値が分かる。いよいよ読書が楽しくなる。そうこうしているうちに、読書が習慣になる。問題はいかに事後性を乗り越えるかにある。
目次
はじめに
第1章 自由な書評
第2章 対話する書評
第3章 自著を語る
第4章 映画を語る
第5章 音楽を語る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
82
楠木先生の「経営読書記録(裏)」ということで、表に比べるとやはり表題に近い経営関連の書物はあまりなく、小説やエッセイ、映画の感想、対談、鼎談がほとんどを占めています。有料のブログに掲載したものをここに記されたようです。様々な分野の本を読んでいて、帯にあるように「経営についての思考の血となり肉となった読書の軌跡」という言葉が当てはまるのでしょう。いくつか読んでみたい本があります。2024/01/31
nbhd
16
読書メーターTLで、「登録した本」を表示する設定にしている方には申し訳ないのだが、結果、新たに13冊を「読みたい本」に登録した。読みながら、どんなことを考えていたのか、刺激と思考をざっと書いておくと→「サンダカン八番娼館」って本はすごそうだ、古川ロッパって気になるよね、この奈良少年刑務所詩集ってすごそうだ、高田純次本もまとめ読みしたい…。ぼくは20世紀の歴史について薄っぺらい知識しか持ってないと大いに反省、骨太な歴史書も読んでみたいな、もうRead or Dieだわ。2024/10/20
アリスとアニー
8
楠木建さんの書評集。ひたすらスキなことを書き連ねていて、読んでいると楠木さんの人となりがひしひしと伝わってきました。本作には書評だけでなく楠木さんの趣味である映画か音楽の話題も収録されていて、話題は多岐に渡ります。好き嫌いが分かれそうですが相変わらずの楠木節で楽しく読みました。著書が師匠として敬愛する高峰秀子さんの随筆や昭和の喜劇王の古川緑波の日記は読んでみたくなりました。2025/01/25
jun
6
相変わらずおもしろい。読んでいてためになる。紹介された本を読みたくなる。同じ教訓やヒントが繰り返し出てくるので頭に入る。そんな書評集は、あまりないとおもいます。2025/03/22
ゆうすけ
5
あけましておめでとうございます。今年一発目は年末に発売された楠木先生の新刊でした。氏の著作のファンで、ほぼ読んでいる気がしますし、本書のもとになった「〜の頭の中」も実は初期から講読しています。なので1、4-5章は読んだことがあるはずなのですが初見なみに楽しめました(音楽は興味がないので5章だけはちょっとついていけず)。スマホで読むと本当に流し読みしかしていないことをあらためて認識。どこをとっても楠木節が連発で楽しめけるけど、確かにコアの読者しか買わないかもと思いつつ。晶文社に断れたのも何となく納得でした。2024/01/04