遺伝子が語る免疫学夜話

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

遺伝子が語る免疫学夜話

  • 著者名:橋本求【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 晶文社(2023/12発売)
  • 冬の読書を楽しもう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~1/25)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794973993

ファイル: /

内容説明

「人類はウイルス、細菌、寄生虫との戦いと共生の歴史。読むとやめられなくなる」──養老孟司

リウマチ・膠原病、クローン病、さらに花粉症、アトピー性皮膚炎などの疾患は、なぜ起きるようになったのか? その背景から、人類が何万年もかけて積み重ねてきた進化の物語を読む。

自己免疫疾患(体を守る免疫が逆に自分の体を攻撃する疾患)とは、清潔で快適な環境を求めてきた人類の代償というべき「宿業の病」。そのような病が生まれたのはなぜか? マラリアやインフルエンザなど感染症との戦いの歴史、寄生虫との共生、腸内細菌叢の知られざる力、爬虫類・昆虫などとの毒を介した生存競争、脊椎動物の「顎」の獲得、ネアンデルタール人との混交、農耕革命・産業革命などの生活様式の変化……数々の驚くべきトピックとともに語る、読み出すとやめられない「遺伝子と免疫」の秘密。

“本書がご紹介するのは、「自己を攻撃する病」がなぜ起きるようになったのかについての夜話です。ただし、その夜話は、できるだけ現代医学の最新のエビデンス(根拠)に基づいてお話ししたいと思っています。根拠として用いたのは、遺伝学やバイオインフォーマティクスの考え方。この最先端の学問を使って、自己免疫疾患やアレルギーといった病気がなぜ起きるようになったのか、その謎について迫りたいと思います。(序章より)”

【目次】
序章 「免疫学」から学ぶこと

■第I部 免疫と遺伝子──時空を超えてつながる病

第1章 病原体なき病
第2章 ガラパゴス島の啓示
第3章 史上最悪のインフルエンザ
第4章 コウモリの不吉
第5章 シマウマのステルス戦略
第6章 進化医学の考え方

■第II部 免疫と環境──運命を異にする双子の姉妹

第7章 「清潔」という病
第8章 昭和の子ども「青洟」のヒミツ
第9章 寄生虫という「古き友」
第10章 腸内細菌のチカラ

■第III部 免疫系の進化──自己免疫とアレルギーの起源

第11章 顎の出現とともに現れた病
第12章 哺乳類の勝利の代償
第13章 旧人類との邂逅と新型コロナ
第14章 農耕革命の光と影
終章 免疫進化のガラパゴス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

フユコ

41
政府が日本に流行らせようとしている様に見えるエボラ出血熱。「感染を生き延びた人たちの多くが目や関節、神経等に深刻な不調を抱えており、ポストエボラ症候群と呼ばれています」とある。激しい目の痛みを訴える患者を調べると、血液にウィルスが検出されなくても眼球から多数のエボラウィルスが見つかった。目、脳、精巣等の組織ではエボラウィルスが長期にわたり生存している場合があり、後遺症の原因になるとの事。恐ろしすぎて…。2025/10/03

yutan2278

38
リウマチ・膠原病、クローン病、さらに花粉症、アトピー性皮膚炎などの疾患は、なぜ起きるようになったのか? その背景から、人類が何万年もかけて積み重ねてきた進化の物語を読む。自己免疫が暴走しないためには、小さいうちからいろいろな細菌に感染しておくことが大切なんだな、と再認識。どろんこになって遊んでいた幼少期はあながち間違いではなかったのだなぁ。2025/07/02

haruka

31
遺伝子が時空を超えて、あるときは病となりあるときは救世主となる。自己免疫疾患の発生をたどると、人類の壮大な歩みが見えてくる。遠い昔、たった一匹のマラリア原虫がゴリラからヒトへのジャンプに成功してしまったこと。ネアンデルタール人との交雑。農耕開始の恩恵と災難。清潔なサルになってから起こったこと…。ペスト、コロナとBCG…。わたしたちの死や病は、それ単体で見るととても悲しい出来事だ。でも人類のスケールで見ると、それはいつかの子孫のだれかの生につながっているのかもしれない。つまり無駄じゃない。面白かった。2024/07/29

あっちゃん

16
自分が花粉症だけどアレルギーの事は知識が無かった(笑)いろんな内容がサラッと書かれていて読みやすく飽きない( ̄ー ̄)2024/04/21

よしじ乃輔

12
特定の感染症から自分を守る免疫(遺伝子)が獲得されるが、長年経て子孫が自己免疫症を発症するリスクもあるとの可能性に納得しきり。コウモリはなぜウイルス感染せず人間が感染するのか。免疫学、遺伝子学、進化医学、人類学などを縦横に広がり、平易に解説される内容は読み出したら止まらないトピックの数々。夜話としたのは専門外の領域も入っているためとの事。2024/12/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21706860
  • ご注意事項

最近チェックした商品