香子(一) - 紫式部物語

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香子(一) - 紫式部物語

  • 著者名:帚木蓬生
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • PHP研究所(2023/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569854519

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内容説明

千年読み継がれる物語は、かくして生まれた――帚木文学の集大成にして最高到達点の長編小説〈全五巻〉 父や祖母の薫陶を受けて育った香子(紫式部)は、「いつの日か、『蜻蛉日記』を超えるものを書いてほしい」という早世した姉の想いを胸に、物語への素養を深めていく。夫との短い結婚生活、家族とともに向かった越前での暮らし……その中で、香子はまったく新しい物語を紡いでいく。香子の人生とともに、1巻では『源氏物語』「桐壺」~「末摘花」の帖についても描き出した、著者渾身の長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

179
先日読んだ第二巻に続いて、漸く第一巻が配本されたので、遡って読みました。大河ドラマ「光る君へ」を観ているので、香子(まひろ):吉高 由里子、藤原 為時:岸谷 五朗のイメージで読みました。紫式部の本名は定かではありませんが、藤原香子が史実に近いと思われます。続いて第三巻へ。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85451-92024/04/03

tamami

70
NHKの大河ドラマ史上、平安時代が初めて取り上げられるということで、便乗的?な出版が相次いでいる。それを承知で本書を読み始めたのは、『源氏物語』本編に何度か挑戦しつつもその度に挫折し、いわばアンチョコ!のような本作を読むことで、少しでも興味を持って読み込みたい、との希望を抱いたからである。作戦の成果は未出しではあるが、とりあえず本冊は読了する。同じ貴族の生活模様を映し出しているが、摂政関白家と受領階級のそれとでは大変な開きがあり、本冊では双方の様子がほの窺えて、未知の世界を覗き込むような感覚が興味を誘う。2024/01/11

Sato19601027

62
平安時代を苦手にしていたが、この本の「源氏物語」には夢中になった。作者の工夫が素晴らしい。幼いころから利発な紫式部(この本では香子)の目線で進む短歌と漢詩の世界に「源氏物語」が挿入される。最初は、藤原なにがしが多く登場して混乱するも、香子が越前で姉君の希望でもあった物語を書き下す頃には、小説の世界観にどっぷり引き込まれている。「源氏物語」には、香子の解説と父君、母君、祖母君などの感想が加わって、絶妙なリズムで読みやすい。「紫式部物語」も「源氏物語」もどちらも面白い。(第一巻は「桐壺」から「花摘末」まで)2023/12/30

rosetta

32
★★✮☆☆大河に乗っかった流行りの一冊。古典に慣れた人を読者に設定していて専門用語がなんの説明もなくポンと出てくる。牛車のクラスとか建物の名前とか、調べたことのある自分でもややこしかったし、漢詩や和歌に解説や訳もない。紫式部の物語かと思ったら、後半からはほぼ単なる源氏物語の作者による現代語訳。ところどころに書き進めつつある式部(この本では香子)の様子が挟まれるだけ。せっかく詳しくは分かっていない歴史上の人物を扱うのならもっとイマジネーションを広げて欲しかった。源氏物語本文なら今でも誰でも読めるのだから2024/02/27

えも

28
この著者は初めてで、しかも大河ドラマは見ていないのですが、紫式部の人となりも、源氏物語の現代訳も分かって、とてもお得▼しかし光の君は太宰みたいだな2024/02/20

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