内容説明
疲労することが恥とされてきた欧米では、疲労の研究はタブーとされ、結果として、日本が世界の疲労研究をリードしてきた。しかしいま、うつ病や新型コロナ後遺症によって、疲労は世界共通の大問題となってきた! どうすれば科学的なアプローチができるのかもわからなかった疲労研究において、疲労の度合いを正確に測定する方法などを開発して世界のトップランナーとなっている著者が、そもそも疲労とはなにか、ヒトはなぜ疲労するのか、疲労を起こすメカニズムはどのようなものかを説く、かつてなかった疲労を科学する本!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
80
【♪】疲労とウイルス?反ワクみたいなヤベェ本か?と疑いつつ読み始めたが、冒頭から面白い。疲労と疲労感の違いが丁寧かつ明解に語られ、以後のトピックスも腑に落ちた。今後もエナジードリンクは極力避け、適度な運動と筋トレを継続していこう。後、非常に興味を覚えたのが…ウイルス学者が疲労を研究するという一見違和感を覚える組合わせ。ただそれは我々ド素人が感じる違和感なだけで、『未知を解明したい』と言う科学者の本質的な欲求を、自身が持つウイルス学の知見と研究で満たしているだけで、著者は特に違和感は抱いていないんだろうね。2025/10/23
なかしー
65
【燃え尽きやうつ病関連本】なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか?→弱さ考→本書。精神や心理学的アプローチは正直頭打ち感があったので、別視点のが欲しかったので本書を取る。そもそも疲労ってなんだ?を微生物学(ウイルス学)的視点から考える。疲労医学研究の第一人者。この方は、免疫力が落ちると口内などに出来るヘルペスウイルスが専門でそこから、徐々にうつ病や疲労のメカニズムはここまで解明していく流れ。物語性としても面白く読み物としても◎その反面、簡単な本ではなくガンガンに免疫系用語出るので読み手も頑張らないと難しいかも?2025/05/24
よしたけ
63
疲労のメカニズムを知るべく手に取ったが、医学的な説明が多く少々難解かつ退屈に感じる記述も多かった。疲労はいわゆる疲労感(感覚的なもの)と疲労(eIF2αのリン酸化による細胞の障害=体の反応)に分けられるとして、本書では主に後者のメカニズムを掘り下げていく。一般的に我々が目にする薬品や食品は「疲労感」に効くもので「疲労」へのアプローチは容易でない由。興味深かったのは、新型コロナ後遺症は脳の炎症が原因であるため、症状がよく似ている慢性疲労症候群の解決突破行になる可能性があるという点。 加えて(コメントに続く)2024/12/06
100
41
最新の研究でストレスと疲労、精神、ウイルス、ホルモンの関わり合いを解明。理系研究での論理学、構成、SF、の重要性。鬱病も生物の進化の産物、そこに地球が一つのサイクルということ感じる。2025/11/16
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
34
「疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた」というタイトルとブルーバックスが好きだったので手に取った。「疲労」と「疲労感」の違いから、生理的な疲労vs病的な疲労、病名から誤解されやすそうな慢性疲労症候群から、疲労が一番の主訴になるうつ病、そして新型コロナ後遺症まで話が広がって多くの人の興味を引く内容。一方、うつ病の原因となる遺伝子を発見した先生の話だけあってなかなか高度。この本の結論として、「疲労とは脳の炎症」で、うつ病もしかり心因性ではないということを理解するだけでも価値のある読書だった。2024/03/03
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