平凡社新書<br> 愛犬の日本史

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平凡社新書
愛犬の日本史

  • 著者名:桐野作人/吉門裕
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 平凡社(2020/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582859508

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内容説明

「秘蔵の洋犬」をめぐる薩摩島津家の20年戦争、くしゃみで鼻から絹糸を出し、恩返しする犬の奇異な伝説、明治天皇に愛された狆(ちん)など、知られざる愛犬の歴史を明かす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukision

55
狆が家族になったことに加え,副題を見て「柴犬が狆?」という驚きで手に取ったが,ほかにも知らないことの連続だった。洋犬が思った以上に古い時代から日本に入っていたようで,洋犬の混じった雑種の多さに納得した。柴犬だけでなく,小型の洋犬も狆,つまり小さいだけで狆と呼ばれることもあったという,なんともおおらかな昔の日本人を垣間見たようだった。日本で作られた漢字「狆」は犬と猫の間という意味でつけられたようで,なるほど,猫のような雰囲気も持つ愛犬を見て納得。2023/06/08

bapaksejahtera

12
我が国の愛玩犬の歴史を眺めた。洋犬に焦点を当てた為、故事について枕草子所載の翁丸に僅かに触れるのみ。南蛮船の渡来で洋犬種が我が国に齎されたが、中野の犬小屋で雄雌分離飼育した位で、抑々動物の育種について自然の摂理に反する事を好まぬ国民性から、犬種維持は困難だった。それ故洋犬の末裔は唐犬に一括りにされ、毛色の変わった者の自称に用いられた。書題の狆は国字であり、小型犬種が猫紛いとして漠然とかく呼ばれたらしい。この他本書では江戸期を中心に犬を巡る話題が網羅される。纏まりに乏しく、流行語が煩わしい乍ら面白く読んだ。2023/09/23

みなみ

8
日本史の犬トリビアをひたすら集めた本。近現代まで入っているので戦争協力に犬を供出した話や戦後のペットまででてきて幅広い。西郷さんの飼っていた犬ネタが面白い。また、狆に章が割かれており興味深く読んだ。犬エピソードを集めているので小ネタとして読むと面白い。さらっと読める。2025/02/21

かりん

5
3:《犬に関する初耳いろいろ。》積読本整理で流し読み。戦国時代などから、日本に唐犬・南蛮犬がいたというのは、考えてみればそうなのだが、ビジュアル的に不思議な感じ! 東郷家と薩州家の二十年戦争のきっかけが犬を盗んだことだったり、唐犬結びという両端を垂れ下げる帯の結び方が流行ったり、島津家がペット外交をしていたり、初めて聞く話がいろいろ。特に、狆が犬と猫の間として捉えられていて区分も曖昧だった話が興味深かった。純血種という概念に鈍感だった大正期から日本犬の基準を作り保護していく過程も。世帯数ではまだ犬派多い。2023/08/20

にゃるねんnnn

3
洋犬がこんな昔から日本に入ってきていた事に驚く。日本画で見るとだいぶ姿かたちが異なるのかと思ったけど、今とそれほど変わらない(笑)まさか定春(@銀魂)の名前を拝めるとは思わなかった(笑)2021/08/07

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