内容説明
時は平安中期、天皇家と一体化するため血の争いに明け暮れ、
権力の中枢を占める藤原氏。政権が道長に収斂されてゆくとき……
不遇な中流貴族の娘はなぜ、世界屈指の物語を書くことができたのか。
多感な少女時代、早くして夫と死別、中宮の女房への抜擢、宮廷内の権謀術数、皇統の行方、物語に忍ばせた企み……
複雑な心境が吐露される文献から紫式部の実像と平安文化のリアルを描く。
紫式部の何が、どうすごかったのか? 何を書こうとしたのか? 一千年も読み継がれている人気の秘密とは!?
「名前は知っているけれど、作品も大体見当がつくけれど」という人でも大丈夫!
いま注目の日本古代文学研究者が語る、知っているようで知らない紫式部と『源氏物語』、教科書にはない面白さ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
馬酔木
1
第一線の国文学研究者が書いた、内容の確かさが保証でき、それでいてとても読みやすい解説本。前半は紫式部の実像に迫り、後半は『源氏物語』のとても多角的な解説。最先端の新説にもそれとなく触れられていて、今はこういう段階なんだ、とわかりやすい。改めて『源氏物語』を読み直そうと思わされる。大河ドラマはドラマとしてはおもしろいが、歴史上の人物や素材を使った大いなるフィクションなので、ドラマから入った人、あるいは史実をもっと知りたい、という人にぜひお薦めしたい。2024/02/26
lovejoy
0
★★★2025/12/28
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