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内容説明
クリンのダグラムを死神の銃口が狙う!
デロイア独立のためコンバットアーマー「ダグラム」のパイロットして身を投じたクリン・カシム。カシム家をめぐるいくつもの陰謀も明らかになり、クリンを狙うアウラとトラビスの復讐戦も佳境へ──。真実はどこに?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
15
「私の顔を見た以上、この仕事は断れないぞ傭兵⋯私はヘルムート・J・ラコック⋯知ってるだろう?」。前巻でも少し前フリされていた、クリン達デロイア7を含むゲリラ達によるホライズンメーカーへの大規模攻撃「アップライト作戦」の顛末と、その影で秘密裏に行われたダグラム破壊=クリン暗殺計画の行く末まで。原典でも名悪役として活躍したラコックが本格的に登場、原典よりも濃い過去設定を背負ってのなかなかのトリックスターっぷり。狙撃用のラウンドフェイサー二機の渋いカッコ良さ、そこからの逆転のドラマに痺れた(以下コメ欄に余談)。2024/01/04
コリエル
9
斃れた父に代わりクリンの前に立ち塞がるのはこのラコックという男なのか。クリンの父ドナンを実の父よりも慕っている様子だが、最初の自爆テロの予兆を感知していながらそれを見過ごしてドナンを人事不詳へと追い込んだようにも見えた。どちらが本当の彼なのか。2024/04/03
にぃと
7
ホライズン・メーカー攻略戦。トラビスとアウラの狙撃に苦戦するクリン。一方で敵味方が複雑に入り乱れる政治的な駆け引きもあり、なかなか心の内が読めない人物も。特に冷徹な悪役かと思っていたラコックの過去と思いが窺える場面もあり、こういうのを見せられるとなかなか憎みきれない。まっすぐなクリンと対照的で、今後のふたりがどうなるのかも楽しみ。2024/01/02
毎日が日曜日
6
★★★2023/12/30
YS-56
4
激闘の裏の暗闘。政治劇の本領発揮ですな。2023/12/31