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内容説明
プロダイバーとして海と深く関わってきた著者が、ここ20年の気候危機による海の急激な環境悪化を目の当たりにして、生命の源である豊かな海を未来に残すためにも、いま海に何が起こっているのかを知ってほしい一念で書きました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
入道雲
6
ダイバー目線で地球気候変動や生物への影響を語っている。取り戻せない地点を越えてしまう、越えてしまったかも知れないと思いつつ読んだ。この国の政がピンボケのまま、大変な事態になっていくのではないかと思うと遣る瀬無い。2022/01/29
遠い日
5
40年以上のキャリアを持つプロダイバーの発信せずにはいられない、海の現状に愕然としました。海と山は密接につながっていることは昨今広く知られるようになってきましたが、にもかかわらず、海洋汚染は拡大している事実。プラスチックゴミ、ペットボトルのリサイクルに関しても、リサイクルのことばになんとなくいいイメージを抱いてしまっているわたしたちは、切実な危機感を遠ざけてしまっているのだなぁと痛感。プラスチックを使わない暮らしに切り替えていかないと!気候危機のこれ以上の悪化を食い止めないと!わたしも希望は捨てない。2023/09/26
Sachiko
3
なんとパパラギの創始者の方 Bye bye plastic bagsのことと思われる内容も登場。江ノ島での海藻の森が磯焼けしてることにも触れられている。たまたま図書館で出会った本だけど2021.11の新刊みたい。江ノ島で海のゴミ拾いや磯焼け調査活動を行なっている私たちも、同じ想いだなと共感。同時に、海藻がなくなり砂漠のようになったあの江ノ島の海がもう再生しないのかなと悲しくなりました。オーシャンビューのリゾートホテルの眺めは、海と陸をつなぐ大事なものを失った結果である…海と陸は繋がっている、肝に銘じます。2021/12/19
菱沼
2
SDGs関連本として購入。読んでよかった。海の好きな作者が、自分の好きな「海」を起点に環境活動家になってゆく。自分の「好き」を大切にすることから世界が広がり、人や知識につながっていくまっすぐな道筋が、わかりやすく読みやすい文で書かれている。子どもはもちろん、大人にも読んでほしい。この人と同じことができなくても、私にも私の好きなものがある。それを守ることから地球を守る意識が始まるのだと思う。駅から職場まで歩く間に、落ちているゴミを拾うことが習慣になった。2022/08/20
リアム
1
スキー場の硫酸アンモニウム、サンゴの白化、ウミガメの産卵場所、ドルフィンセーフ、フライトシェイム、リサイクル神話…まずは正しく知る。そして自分ができるベターな選択をする。2023/01/29