富士見L文庫<br> 犬飼いちゃんと猫飼い先生3 たとえばこんなボクらの未来

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富士見L文庫
犬飼いちゃんと猫飼い先生3 たとえばこんなボクらの未来

  • ISBN:9784040752136

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内容説明

★●●●★ あらすじ ★●●●★

 僕、ダックスフントのフンフン。
 春。わくわくの新しい季節。藍(あい)ちゃんもついに大学生……ってどうしたの藍ちゃん、なんか毛皮が爆発してるよ!!

 片想いの相手、鴨井(かもい)から動物園に行こうと誘いを受けた藍。これってデート?
 はりきってパーマをかけてイメチェンを狙ったはいいが、失敗してボンバーヘッドになった藍。落ち込む藍に、心晴が知り合いの美容師を紹介してくれた。彼女は鴨井の実の妹、燿里(かがり)だった。
 藍は燿里から、鴨井家ではいまだにキャロルの死についてわだかまりがあることを聞く。鴨井が家族の猫だったキャロルを連れて就職してしまった上、ひとりで死なせてしまったことを下の妹、陽咲(ひさき)が怒っているというのだ。
キャロルの死の遠因である藍は動揺する。この関係、本当に進んでいいの……?

 あと一歩が踏み込めない、両片想いの二人に本物の春は来るのか?


★●●●★登場人物紹介★●●●★

★三隅藍(みすみあい) …… 朗らかで素直な女子高校生。フンフンの飼い主。鴨井と動物病院で出会いお友達になる。受験勉強に苦戦中。

★鴨井心晴(かもいこはる) …… 20代の穏やかな好青年。藍のことが気になっている。子猫様のお世話に奮闘中。

★フンフン …… エクレアみたいな色をした、五歳のミニチュアダックスフント。飼い主の藍のことが大好き。

★プー子(プンプリプイッコ)……鴨井が保護した白黒ブチの子猫。フィンランド語で『綿棒』という意味の名前をもらったけれど、みんなからは「プー子」と呼ばれている。

★キャロル……白くて長毛な、鴨井が長年かわいがっていた猫。気位の高い姫君。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツン

78
いきなり心晴くん!それはやられちゃうよね。もっと続きが読みたかったけど、10年後が見られたのは良かったです。心晴くんの姉妹のことが読めたのも良かったです。2023/12/21

よっち

29
高校も卒業してついに大学生になった藍。片想いの相手、鴨井から動物園に行こうと誘いを受けた彼女が、はりきってイメチェンを狙ってパーマをかけて失敗し、ボンバーヘッドになってしまう第三弾。鴨井さん家の家族事情と七年前の思い出。大学生になって一念発起イメチェンにチャレンジした藍の後悔。落ち込む藍に知り合いの美容師を紹介してくれた心晴。彼の妹・燿里から聞く鴨井家のわだかまり。不器用でも周囲の人の助けも借りながら、ひとつひとつ丁寧に絡まった糸をほぐしていくような展開でしたけど、微笑ましい幸せそうな結末で良かったです。2023/12/15

mariann

24
おめでとう!両片思いから両の字が消えました。今回は心晴の家族の話や藍と心晴妹の絡みなど背景が見えて楽しかった。後半の動物園デート、靴擦れを言い出せない気持ちはわかるけどケアしてくれた心晴に対する態度がなんだかなぁ。って思ってたんだけど、最後の爆弾よ!プライドが高くて恥ずかしがり屋さんなのにサラッと心晴君って(//∇//)おかわりって(//∇//)キュンキュンごちそうさまでした。2024/03/03

assam2005

22
「好きな人の好意に気づき、その上で素直に褒められるのは、こんなにも刺激が強いものなのか。」それを横で眺められるのもまた、テンション爆上がりするのもなのか。(笑)「好き」と気づき、お互いの距離を一歩詰め、両片想いを両想いへと。そして、その傍らにはフンフン、キャロル、プー子の影がチラチラと見える。学生から大人へと変わろうとする藍ちゃん目線の恋愛は、綺麗な透き通ったアオハル一色でとてもマブシイ。誰もが幸せになる、かわいいかわいい恋のお話。最終巻もとっても幸せでした。2024/02/27

イシカミハサミ

14
キャロルにまつわる物語。 そして正式に……。 藍ちゃんのいいところもしっかり見せてもらえて、 “その後”についてもちょっと収録。 竹岡さんの作品は少なくても これくらいのエピソード量は必要だな。2024/03/10

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