星がふる夜、きみの声をきかせて

著者名：夜野せせり【著者】/雪丸ぬん【イラスト】

KADOKAWA（2023/12発売）

• ISBN：9784046831477

内容説明

中３のクリスマスの夜、沙耶（さや）は失恋した。片想いをしていた同級生・日下部（くさかべ）が親友のまゆりと付き合うことになったのだ。
ひとりぼっちのさみしさの中で、ふと目にとまったのはスマホにダウンロードしていた配信アプリ「ポラリス」。ライブをしていた配信者・ヒカリに自分の思いをきいてもらい、その日からヒカリの優しい声が沙耶の心のよりどころになった。

高１になり、まゆりと同じクラスになった沙耶は、失恋を隠して明るくふるまう。それを見たクラスメイトの有馬（ありま）に「嘘っぽい笑顔」と言われ傷つく沙耶だったが、有馬の抱える事情を知ったことで、二人の関係は少しずつ変わっていく。
まるでヒカリみたいに、自分の本当の言葉をきいてくれる有馬。そんな彼の前では本音を話せることに気づいて――。
読んだあと胸が温かくなる、甘酸っぱいすれ違いがいっぱいのときめき溢れるラブストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[色素薄い系]

なかなか良かったと思う。配信者とそのリスナーとして出会った2人がリアルで知らずに出会いお互いが大切な存在になっていくストーリー。沙耶が本音を打ち明ける事が出来るようになったのはヒカリと出会ったからだし有馬に惹かれるのは分かるんだけど逆はよく分からなかったな。妹と仲良くしてくれたから以上の何かは分からなかった…配信で告白予告してからの即電話してくるシーンは良かったよ。相手が自分だと思い至ってない沙耶に先越されるけど。変なすれ違いもなくちゃんと気持ちが通じたのは良し。

2024/01/30