内容説明
3世紀のメソアメリカで10万人が暮らしたとされる謎の古代都市テオティワカン。「月」「太陽」「羽毛の蛇」ピラミッドはどうつくられたのか。40年間現地で発掘調査を続ける著者が構造、生贄(いけにえ)埋葬の実態を明かす。貴重なカラー図版多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
55
近年、テレビでメソアメリカの古代都市の話題が増えている気がする(NHKだけか)。21日もテレビをオンにしたら、偶然「上白石萌音のはるかなる古代文明 マヤ - NHK」だった。途中からだったが思わず録画して観た。 2024/04/20
鯖
19
テオティワカンに来てはいけない。その魅力に取り憑かれて離れられなくなるから。埋葬墓でピューマや狼、ジャガー、ガラガラ蛇等の凶暴な生きたまんまの動物と一緒に、ひとりだけ生贄でいれられた人、気の毒だなあ…。しかし南米の遺物ってどこのものも味があってとてもいい。生贄は怖い。2023/10/08
ジュンジュン
14
テオティワカンに来てはいけないと著者は言う。その魅力に取り憑かれて離れられなくなるから。本書は40年以上魅了されている考古学者の記録。考古学とはなんと長く険しい道のりなのだろう。膨大な労力と時間をかけて得るのは、僅かな真実の欠片。その積み重ねの日々。なぜ続けられるの?きっとこう答えると思う。そこにテオティワカンがあるから。杉山三郎、考古学者、或いはロマンティスト。2023/09/04
やいっち
9
近年、テレビでメソアメリカの古代都市の話題が増えている気がする(NHKだけか)。21日もテレビをオンにしたら、偶然「上白石萌音のはるかなる古代文明 マヤ - NHK」だった。途中からだったが思わず録画して観た。 2024/04/20
左近
4
国立博物館の特別展示を監修した研究者が、豊富な図版と共に発掘の成果を解説。メソアメリカの歴史については、自分も大いに関心はある一方、チチェンイツァ、テオティワカン、テノチティトラン…何となく遺跡名は知っていても、詳細については暗いまま。正確な天文測量に基づくピラミッド状建造物が、何度も重層的に拡大されていたとか、盗掘用トンネルとは違う、埋葬儀礼用につながる通路の位置が持つ意味、そして、生贄が予想以上に多く行われていたこと等、実に興味深く読んだ。更なる研究の進展に期待大。2023/08/17
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