内容説明
深川で版木彫りと摺り業を営んできた釜田屋岩次郎。安政の地震と大火ののち、画期的な瓦版「早刷り」を世に届けようと立ち上がる。一方、それを快く思わない本所の瓦版屋・初田屋昌平は悪辣な妨害に動きだす。江戸の職人気質を存分に描く痛快な長編時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ふぅ
5
岩次郎こんな人のもとで働く人たちは幸せだろう。それに引き換え…。こんな胸のすく話が大好きだ。厚めの本だったけれどあっと言う間に終わってしまった。また同じような目にあわないといいがと心配にはなるけれど。2025/09/07
ぼくバジル
0
同じ作家の「あかね空」のすぐ後に読んだ本。同時代の江戸の話で一部の登場人物や場所が重複していたのですんなりと物語の世界観に入れた。早刷り稼業の準備の話のほうが長かったのはちょっと予想外。主人公は公儀に負けない正しい情報を伝えるという使命感が強い人物だけれど、真向勝負の正義感というよりは、「釜田屋、お前も悪よのう」みたいな要素があった。丁々発止で面白いともいえるけど、なんか…いまひとつスカっとはできなかった。2025/11/11
-
- 電子書籍
- 経験値貯蓄でのんびり傷心旅行【分冊版】…
-
- 電子書籍
- IT戦争の支配者たち
-
- 電子書籍
- 右向け右!《合本版》(1) 1~5巻収…
-
- 電子書籍
- 高1ですが異世界で城主はじめました 1…
-
- DVD
- 大河ドラマ 平清盛 総集編




