内容説明
大学受験の朝、駅で射殺事件を目撃しながら通報を怠った麻紀。やがて親友の恋人として再び姿を現した犯人は職業的殺人者だった――。一方、事件を追う刑事のことみは現役大臣の秘書と交際するうち、大臣の特殊な性癖と周囲の不審な事件を知り、密かに調べを進める。殺人の構図と人間の暗部が読者を打ちのめす傑作長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タックン
99
久々の赤川作品。でも、たくさんの人が殺されてジェットコースターみたいな展開で話が進みあっけなく終わるとこはいつものような気がして・・・・。 銃撃殺人事件を目撃した女子大生とその捜査に当たるシングルマザーの若い女性刑事の活躍を描く。 変態好色政治家とその汚点を隠すための秘書とか後援会に虫唾がはしる。そのために殺されてしまう憐れな男と女。 人間描写も文体も昭和っぽさが漂ってた。 2024/05/05
hirokun
35
星3 赤川次郎さん、今回の作品も極めて読み易い作品で、いつものユーモアはあまりありませんでしたが、推理小説として楽しく読ませてもらった。赤川さんは、私の10年ほど人生の先輩にあたりますが、相変わらず執筆活動を継続していることに敬意を表します。わたしも赤川さんに負けない様、常に好奇心を持ち続け、世の中の変化に追いついてゆきたいと思います。2024/03/08
Take@磨穿鉄靴
33
最近の赤川氏。良くも悪くも赤川氏らしい感じの作品。ターゲットは中学生位の子どもか、昔を懐かしむ層くらいか。赤川氏の作品に有りがちな元気で明るい女の子が活躍していく感じは頻繁には読まなくて良いけどたまに読むとホッとする感じ。これもその典型。ただ白昼の駅で拳銃3発撃ってたら今ならどこかで動画がアップされて話がすぐに終わりそう。なんだか平成ではなく昭和の香りすらする。★★★☆☆2024/03/28
なな
24
いつもの赤川ワールド。2024/02/27
りょうけん
18
<懐> 赤川次郎。彼の作品を読むのは久しぶりである。昔多分学生時代に『三毛猫ホームズ・シリーズ』などがベストセラーになり,僕もかなり沢山の赤川作品を読んだ。もう45年程も前の事だな。作品はほぼ全部謎解きミステリーだ。大概は誰かが死ぬか殺されるかして事件が始まってゆく。まあしかし作家の作風と云うのはこうも変わらないものだなぁと今作を読んで思った。 2025/04/04
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