ワニブックスPLUS新書 世界のニュースを日本人は何も知らない5 - なんでもありの時代に暴れまわる人々 - -

著者名：谷本真由美【著】

ワニブックス（2023/12発売）

• ISBN：9784847066993

内容説明

元・国連専門機関職員の著者が忖度なしで書く、43万部突破の大人気シリーズ第５弾――

「世界はそんなことになってたのか！」
日本のメディアが報道しない驚きのニュース満載

（内容紹介［一部］）
●ルッキズム――海外のほうが100倍ひどい
●LGBTQ施策をやりすぎでバックラッシュ！
●“ガザ地区”を“足立区”に置き換えるとわかりやすい
●世界の64％が“ロシア推し”か中立だった
●ロシア軍事会社のヘッド、実は元テキ屋のおっさん
●海外にもある罵詈雑言だらけの裏サイト
●白雪姫が海外で大変なことになっている
●イギリスで暗躍する中国スパイ　
●中国の脅威をはっきりと指摘するイギリス政府
●ドローンでステーキ肉を刑務所内に密輸する囚人たち
●落ちこぼれをまったく救済しない海外の学校
●海外の偽イメージに騙されまくる日本人
●海外の最新トレンドは窓際族
●AIで失業するケニアの宿題外注業者
●外国人はわかりやすいものにしか興味がない
●世界の人々が度肝を抜かれる日本の安全性
●世界の文化の最終終着点は日本

――など

世界を見る目が“ガラッ”と変わる！
衝撃の体験をあなたに。


【著者プロフィール】
谷本真由美（たにもと・まゆみ）
著述家。元国連職員。
1975年、神奈川県生まれ。
シラキュース大学大学院にて国際関係論および情報管理学修士を取得。
ITベンチャー、コンサルティングファーム、 国連専門機関、外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。
日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。
ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。
趣味は、ハードロック/ヘビーメタル鑑賞、漫画、料理。
著書に、『キャリアポルノは人生の無駄だ』（朝日新聞出版）、『日本人の働き方の９割がヤバい件について』（PHP研究所）、『不寛容社会』（小社刊）、『激安ニッポン』（マガジンハウス）など多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[tamami]

同名シリーズの５作目。今回著者は、いわゆる海外裏事情というような分野ばかりでなく、全世界共通の関心事となったウクライナやパレスチナの戦いにも目を配りつつ、最新のＡＩ事情にも言及するなど、視野を大きく広げている。その分、対象が細分化され瓦版的なネタが満載といった印象が強い。ＬＧＢＴやＡＩに関する見方など、日本での論調と違って様々な視点から話題にされているので、目から鱗といった事例にも事欠かない。ＡＩを働かせるには、膨大なエネルギーと人的資源が必要とのこと、さても良いことは二つとないものよとの思いを強くする。

2023/12/27

[Kanonlicht]

年末恒例になった本書。元国連職員でロンドン在住の著者が、今回はイスラエル情勢やAI、SNS事情を中心に、日本人があまりよくわかっていない世界各国の日常を伝える。例年より小ネタが多めで、個人的には面白かった。日本に住んでいて本当によかったと思うと同時に、これからさらに国内も多様化が進むので、異なる文化のことを知っておくのは大切だと思う。世界の文化の終着点が日本だというのも興味深い。この国自体が年中万博みたいなものってこと。ホントに万博やる意味ある？

2023/12/16

[ムーミン]

平和な空気の中、何かを見失いかけているとき、時々刺激をいただける本。

2024/01/24

[らび]

Xでよく目にする著者のシリーズ本。日本人で海外生活者から見たもので広く世界の現状と日本の立ち位置と警告（というほど大げさではない。この方のXはもっと激しい）。確かに知らないわな～まずメディアが取り上げるには世界は広い。せいぜい東アジア圏（もっと狭めれば中韓と北）まで。世界から日本はこう見られている！的なTVもあるけど興味の範囲を絞ればお互い様。欧米は極東の島国の位置すら知らないですよね。こういったもので現在の情勢を知れるのは良いと思う。イーロンマスクの下りは面白かったです。Xも微妙になったものだ。

2024/04/01

[Tenouji]

生活者目線の海外ネタが面白い。著者はITにも詳しいので、ブレイディみかこ氏よりも、更に共感しやすい。なんとなく、日本の特殊性が浮き彫りにされた内容だったような気がする。

2023/12/24