内容説明
三浦しをん、西加奈子、道尾秀介、ジェーン・スー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、森見登美彦――全28名が競演する「おいしい」エッセイ集。キラキラとした幸福感が染み入る「鴨ロースト」、憂鬱の原因が汗とともに流れ出ていく「ガパオ」など、自身にとっての「名店」と大好きな一皿をエピソードを交えて綴る。お腹も心も満たされる食エッセイ。エッセイに登場するお店の情報も掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
507
各界著名人が本当は誰にも教えたくなかったであろう「とっておきのお店」のかずかず。それぞれの思い入れが相まっているので、必ずしも「おいしい」だけではなさそうだ。みなさんだいたい住んでいるご近所なので、ふだんわたしが歩く都内でちょっと立ち寄るわけにはいきそうもない。どなたかが書いておられるが、特に個人経営の名店が長続きするのは奇跡に近い、と。コロナでもずいぶん入れ替わったよね。わたしだったらどこを出すかな、なんて考えつつ。表紙を再現できそうだが、残念ながらこちらにはこういうサンドイッチ用のパンが売っておらず。2026/03/18
nonpono
155
優しい音色が聞こえる本でした。好きな食べ物やバーは人を穏やかにするのでしょうか。餃子もカレーも食べたくなります。最近、旅は行き先も大事だが、誰と旅をするかがもっと大事な要素かもとフェイスブックに書いたわたしですが食もしかりです。あと、思い出の味。わたしにとっては祖母が好きだった新大久保駅前商店街の北京亭ですね。1人でスポーツ新聞を読みながら食べるのが普通な中華です。焼き目がついたあのギョーザ、支那そば、彼氏に紹介した冷やし中華。書いているだけで目がキラキラしてきます。あの当たり前だと思えた日常、尊いです。2024/03/25
tetsubun1000mg
118
小説家、芸人、漫画家、編集者と個性豊かなメンバーが大好きな店を紹介する短編集なので間違いない面白さ。 三浦しをん、西加奈子さんはお店のメニューだけでなく店主、従業員、店の内装までも含めて大好きなのが伝わる。 山田ルイ53世は極度の人見知りによって、お得意さんになったのに気を使って行きづらくなってしまう負のパターンに笑ってしまう。 私の「踊る大ヒット笑」は宮崎市出身の漫画家はるな檸檬さん「ズロンズロンのうどんと、そびえ立つかき氷」で紹介される宮崎市民で知らない人はいない「百姓うどん」小中学生にも大人気店!2024/02/29
みかん🍊
90
豪華作家陣の名店紹介、中には知らなかった方もいるが、作家さんのグルメ紹介はなんともどれも美味しそうで食べてみたくなる、しかし残念ながらほぼ東京近辺なので行く事は出来ないが藤岡さんの京都の「キッチンゴン」とモリミーの生「駒山のビューレストラン」は行けそうだ、名店は高級店ではなく人によって懐かしかったり店の雰囲気がよかったり、店主の人柄だったり様々、もう閉店してしまったお店もあるけど、作家さんの行きつけもあるのに住所付きで紹介されているのも凄い。2023/12/21
Kazuko Ohta
88
実在の店について語られているから、ガイドブックにもなっています。書き手28名の中には物書きが本職の人もそうではない人も。余談ですが、数日前に『仮面ライダーゼッツ』でライダーを仕切るミムラを見たばかりだったので、書き手の中に彼女がいるのを見つけたときには笑ってしまいました。すみません。私は大の酒好きゆえ、ついお酒の章に目が行くけれど、美味しいものの章との合わせ技で存分に楽しませてもらいました。コロナ下の外食では、ノンアルコールじゃやっぱり物足りんのよと思いながらも、おかげで読書が捗ったことを思い出します。2026/08/02




