日本経済新聞出版 日本のトップ100社のコーポレート・ガバナンス ２０２４

著者名：森・濱田松本法律事務所【編著】

日経BP（2023/12発売）

• ISBN：9784296119042

内容説明

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　最新データに基づき、ＴＯＰＩＸ１００を構成する日本を代表する企業の現状をビジュアルかつコンパクトに分析した通知表。
　女性登用や育児休暇の取得、ダイバーシティ、サステナビリティへの取り組みといったいま注目のトピックスから、役員報酬、平均給与、人的資本、株主総会と投資家による信認などまで、コーポレート・ガバナンスへの取り組み状況を数値とグラフで解説。
　企業が直面する課題が一目瞭然で、全体像を客観的かつ簡明に俯瞰することで自社の立ち位置がわかる、経営幹部から投資家まで関係者必携の一冊。

目次

１ サステナビリティ
　１　持続可能な開発目標（SDGs：Sustainable Development Goals）
　２　サステナビリティ全般に関する有価証券報告書上の開示
　３　多様性・人的資本に関する有価証券報告書上の開示
　４　温室効果ガス排出量に関する有価証券報告書上の開示
　５　外部評価機関による評価
　６　女性の活躍――人的資本に係る公的認定
　７　外部イニシアチブへの参画・対応状況

２　報　酬
　１　報酬水準の概観
　２　報酬の構成比率
　３　業績連動報酬の指標
　４　株式報酬の種類
　５　その他報酬設計
　６　報酬の決定プロセス

３　取締役会の構成
　１　取締役会の構成
　２　監査役等の構成
　３　機関設計
　４　指名委員会・報酬委員会
　５　スキル・マトリックス

４　株主・投資家等
　１　資本コスト
　２　株主構成
　３　バーチャル株主総会
　４　議案賛成率
　５　政策保有株式
　６　コーポレートガバナンス・コード
　７　その他（従属上場会社・ＩＦＲＳ）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Willie the Wildcat]

数字で語る客観性、キーワード解説、そしてコラム補足で理解を深めやすい構成。トップ100社を通して垣間見る現代日本の姿。概ね大きなサプライズはなく、気になったところは監査役等の構成のSODや、政策保有株式の是非など。興味深い数値としては、社外取締役比率の最大値90.9%、平均有給取得率の最大値が119.3%？！本著の改善希望は数字の妥当性の裏付けと、数字の意味の補足。A2Aかを踏まえた前提の明記も期待。加えて、資本コスト値などは前年比があると尚良い気がした。次なる情報公開の鍵は、2015/6「CGコード」。

2024/02/07