小学館文庫<br> 弟は僕のヒーロー

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小学館文庫
弟は僕のヒーロー

  • ISBN:9784094072853

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内容説明

兄が綴るダウン症の弟と家族の日々、文庫化。

 “ポケットに入れて持ち歩ける親友みたいな存在”の本に、わたしはずっと出会いたかった。願いが叶いました。
―― 解説 岸田奈美(作家)

僕は5歳のとき、パパとママから弟が生まれると聞かされ、大喜びした。姉と妹に囲まれた僕は、ずっと一緒に遊べる男兄弟がほしかったのだ。
 しかも、どうやら弟は「特別」らしい。
 僕はスーパーヒーローを思い描き、一緒に闘いごっこをすることを想像した。だけど、生まれてきた弟は僕が思っていた「特別」とは何かが違っていた。僕はだんだん「特別」の意味を知り、中学校に入ると弟の存在を友達に隠すようになった……。
 2024年1月、映画全国公開。19歳の青年がダウン症候群の弟、家族や友人との愛おしい日々と葛藤を等身大の文章で綴ったイタリア発ベストセラー、待望の文庫化。解説は岸田奈美さん、装画はヨシタケシンスケさん!

※この作品は単行本版『弟は僕のヒーロー』として配信されていた作品の文庫本版です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

カブ

44
5歳の時に弟が生まれると知って大喜びした僕。成長していくにつれ、周りと違うことを知り彼の存在を友だちに隠すようになる。その事に罪悪感を覚え葛藤する僕。家族っていいな、家族の力は偉大だと思わせてくれる本書は、19歳の青年がダウン症の弟の愛おしい日常を描いたイタリアのエッセイです。2024/05/04

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

22
ダウン症の弟の生活を切り取った動画が世界的に大ブレイク、その動画に至るまでの家族の物語。目に入らないだけなのだろうけど、家族にダウン症である場合、そのことに嘆いた記述を見たことがない。みんな天使のようだと。欺瞞じゃないかと汚れた心で思っていた。出来上がった社会のルールに乗り切れない家族がいるのは大変なことも多いけど、それを補ってあまりあるギフトがある、ギフトというのは誰かからもらう物ではなく、自分の中から発生する物なのだ、と教えられた。ケアとはするものの心を豊かにしてくれる。2024/04/30

丸々ころりん

22
姉と妹のいる僕ジャコモは5歳の時,「特別」な弟が生まれることを聞く。 家に来た弟ジョヴァンニ 東洋人の様な顔つき 日が経つにつれ特別の意味を知る。世間一般で言う健常児という枠からはみ出し不自由な事があればお互い助け合えばいい,それ以上に弟はみんなを笑顔にする力を持っている。 障害を持った弟を認めるまでの葛藤•喜怒哀楽の日常を綴った一冊。2023/12/31

kirinsantoasobo

13
図書館本。ダウン症の弟と僕(兄)の物語です。兄が弟を心から受け入れることが出来るまでの心の葛藤が描かれています。どうして人は自分と同じ様に出来ない人を遠ざけたり関わりたくないと感じてしまうのでしょうか。幼い頃は誰とでも関われたのに、気が付くと距離を置いていたりします。普通という言葉はとても捉え方が難しいです。そもそも自分と同じ人はいない気がします。障害があるないに関わらず、出来ない人、時間のかかる人、気になる事や物や音などみんなそれぞれです。違うからこそ関わるのは面白いのだと、この物語を読んで感じました。2026/05/14

たっきー

13
イタリアのエッセイ。ジャコモがダウン症の弟・ジョバンニについて語ったもの。ジョバンニへの愛情たっぷり。ダウン症だから特別なのではなく、皆が愛されるべき存在だと強調されている点が良かった。2024/02/25

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