河出文庫<br> 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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河出文庫
古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

  • ISBN:9784309463711

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内容説明

二千年前にタイムスリップ! 映画「テルマエ・ロマエ」の人物たちも過ごしたはずのリアルな日常が鮮やかに甦る。臨場感たっぷりに再現された古代ローマの驚きの〈一日〉を体験できるベストセラー本。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

35
古代ローマ人の1日の様子を追ってみようという本。再現するのは五賢帝の一人、トラヤヌス帝の治世のある1日。当時、一大国際都市だったローマの様子を臨場感たっぷりに紹介してくれます。現代の6~7階建てに相当する高さの集合住宅があったことや住宅事情が悪かったことなど、知らないことも多くあって勉強になりました。やはり一大娯楽施設のような公衆浴場やコロッセウム、貴族の宴会の様子などが印象的でしたが、公衆便所や飲食店など生活に欠かせない施設の紹介にも興味津々。本屋でタキトゥスと行き会う粋な演出にはニヤリとしました。2016/07/13

masabi

24
【要旨】帝政ローマ下での民衆の1日を描写する。【感想】紀元115年のローマ。ギボンの言う人類でもっとも幸福だった時代。人種や文化、奴隷と自由民の入り交じる国際都市であり、道路や上下水道、公共浴場などインフラが整備されていた。一方で奴隷制を前提にしたシステムでもある。性生活やトイレ事情、貧富の格差まで幅広く扱っていて面白い。版図の拡大とともに食生活が豊かになっていったようだ。チーズやトマト、パスタはそもそも存在しないので今のイタリア料理とは大きく違うが。2016/11/22

22
読書会の為に再読。ローマの市井の光と陰。輝かしい版図と英雄そして戦歴に彩られたローマを市民の眼から見るとこんな感じ。ギボンも塩野女史も「高いところからのローマ」に過ぎない。上も下も見て初めて理解が出来る。2015/12/06

Mai Ishibashi

22
古代ローマ人達の日常生活が手にとるように分かる1冊。この時代の話には興味があったのでとても勉強になりました。生活自体は現代とあまり変わりがないんじゃないかなぁと。今のように照明がないのが、夜は苦労しそうですが。細かく説明されていてとても読みやすかったです。2014/05/15

Kajitt22

21
ローマの遺跡や小さな遺物から想像力をふくらませた古代ローマの一日が楽しい。数十年前フォロロマーノの遺跡に立ち、その頃は歴史に関心がなく、昼食のスパゲッティのことしか頭になかったのが、今は本当にくやしい。2014/11/03

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