立東舎<br> 恋愛論(乙女の本棚)

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立東舎
恋愛論(乙女の本棚)

  • 著者名:坂口安吾【著】/しきみ【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 特価 ¥990(本体¥900)
  • リットーミュージック(2023/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784845639533

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内容説明

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人気シリーズ「乙女の本棚」第36弾は、文豪・坂口安吾×イラストレーター・しきみのコラボレーション!
エッセイとしても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

恋愛は、人生の花であります。いかに退屈であろうとも、この外に花はない。

「人間永遠の問題」だという恋愛。『夜長姫と耳男』などの傑作小説で知られる著者が、その奥深さを語る。

坂口安吾の名作が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは萩原朔太郎『猫町』、『詩集『青猫』より』、江戸川乱歩『押絵と旅する男』、夏目漱石『夢十夜』、坂口安吾『桜の森の満開の下』、谷崎潤一郎『魔術師』、泉鏡花『夜叉ヶ池』を担当する大人気イラストレーター・しきみによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

93
坂口安吾×しきみ。ダークピンクなイラストが哲学的な言い回しの文章にぴったり▽「昔、切支丹が初めて日本に渡来したころ、この愛という語で非常に苦労したという話がある」「ただ、われわれは、めいめいが、めいめいの人生を、せい一ぱいに生きること、それをもって自らだけの真実を悲しく誇り、いたわらなければならないだけだ」しかし人生は由来、あんまり円満多幸なものではない▽バカを恐れたもうな。2023年発行2025/09/22

momogaga

40
坂口安吾のエッセイは好きだ。言葉がスッと頭に入ってくる。私が昭和の人間であるからだろうか。言葉へのこだわりは大事だ。2025/02/22

ぐうぐう

38
恋愛についてのあれこれを綴る、坂口安吾の『恋愛論』。これは、現在の若者にウケるのではないか。愛だの恋だのという概念を整理して展開していく安吾の語りは、そのユーモアもあって、実に楽しく、と同時に膝を打つ。「私たちの小説が、ギリシャの昔から性懲りもなく恋愛を堂々めぐりしているのも、個性が個性自身の解決をする以外に手がないからで、何か、万人に適した規則が有って恋愛を割り切ることができるなら、小説などは書く要もなく、また、小説の存する意味もないのである」(つづく)2023/12/20

Yemi

34
恋愛論。私自身あまり考えたことはないです。恋と愛の違い、言いたいことは同じでも哲学的に語るとこうなると思いました。人は恋愛に満たされる。苦しいことや辛いことも含め、そうかもしれないと思えました。乙女の本棚シリーズ2025/09/29

Hiro

16
物語と思いきや、題名通り恋愛論が展開されるエッセイだった。キリシタンが来日した時に「love」をどう訳すか悩んで「大切」と訳した話は興味深かった。というのも当時は「愛」は不義理なものという考えがあったそう。また、その流れで日本語は表現力豊かだが、豊かな言葉に頼りすぎて、考え方や観察の本質的な態度をおろそかにしてないか、という指摘にははっとした。最後は、人生の花であると結論づけていて、結局人それぞれ違うのだから、それぞれで苦労しながら楽しみなさいということで、無難な結論に至っていた。2025/09/28

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