内容説明
灼熱の愛は儚く消える――彼の最も輝ける日に。
「君を我がスイートへ連れていこうと考えている」ザジニア国の美しき王太子ケダの熱い視線に、臨時秘書のフェリシアは服をはぎ取られたような気分になった。私の仕事は彼を反対勢力の画策から守り、王位継承に導くこと。愛の営みなど、契約には含まれていない……。だが、彼女がケダの強烈な魅力に屈するのは時間の問題だった。無上の喜びの果てに小さな命を授かったフェリシアは、ふさわしい花嫁を娶る身のケダを思い、彼のもとを黙って去った。見返りのない愛に疲れ果て、深く傷ついた心を抱えて。
■人気作家C・マリネッリの異国情緒溢れるロマンスをお届けします。特殊な環境で育ったがゆえに感情を排して生きてきたフェリシア。そんな彼女がなすすべもなく絡め取られた身分違いの愛のゆくえは……。美しき傲慢ヒーローの絶対的な存在感をお楽しみください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
自分は母の不貞で生まれた疑惑があり、父の後に国王に就くことが難しい状況を打破するため友人に勧められたスキャンダルを解消してくれる個人秘書を一年契約で雇った。そのヒロインは幼い頃から父の浮気を漏らさないよう立ち振る舞いを叩き込まれてきた。ヒーローは問題をヒロインに告げようとせず個人秘書として激務に耐えていた。互いに一目で惹かれあうがヒーローは国で花嫁を選ぶことになっており初めから知らされていたが惹かれ合う気持ちは抑えきれず関係を持つ。直後に彼の国での扱いにヒロインは耐えかねる。悲観的でなく楽しめた。2022/10/25
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