内容説明
ここは、とある住宅街にある隠れ家フレンチレストラン「エリタージュ」。一見普通のレストランだが、実は「相続」に悩める一家にスペシャルサービスを提供する、知る人ぞ知る「名店」だ。相続は、誰かが亡くなったときに発生するもの。でも、生前のうちに準備をしておかないと、想像もしていなかったようなトラブルに発展して、家族がバラバラになってしまうことさえある。本書では、「エリタージュ」を訪れた一家と相続ソムリエの対話から、相続の基本的な知識から生前対策の具体的な方法に至るまでを徹底解説。「オードブル:相続の心がまえ・基礎知識編」「スープ:土地等財産評価編」「ポワソン:生前対策編」「口直し:税務調査編」「ヴィヤンド:遺言書・贈与編」と、ディナーを優雅に楽しむかのように、相続のすべてがわかりやすく理解できる、新しい「相続の教科書」である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
38
親も元気だし相続なんてまだ関係がないと思っていたけれど、一人っ子なのでいつか必ず相続が発生する。相続で揉める相手がいないかわりに全て一人でこなさなくてはいけないと思うと心細い。親の死後すぐさま相続について考えることは難しいし、事前にひととおりの知識を入れておくだけでずいぶん違うと思う。本書はソムリエが具体例を挙げて説明してくれてとてもイメージしやすく、入門書としてピッタリ。ただ、潤一郎さんご一家はそこそこ資産家のようなので、もう少し庶民向けの事例やアドバイスがあると嬉しかった。2023/12/08
ぶんぶん
2
相続というものは一生に一度あるやないやの事。重要と思いつつも中々手をつけれないものなのでこういうふうにわかりやすく説明してもらえるのはありがたい限り。ここから行動できるかはまた別問題だが…2023/12/23
Oki
1
一通りの確認はできた。 しかし、税法の変更が激しい。 今年も相続時精算課税の変更があったが、これも将来はNISAのように併用になったりするのだろうか? 2024/04/05