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内容説明
四世代が一緒に暮らし、日本一の山菜(行者ニンニク)栽培をめざしてきた農家。原発災害後も「負けてられねえって」と自らを鼓舞しつつ仮設から畑に通い続ける家族の姿を活写、土とともに生きる人間の美しさを描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
54
種まきから収穫まで7年もかかる行者ニンニク栽培。その7年目の春、飯舘村に放射性物質が降り、待ちわびた収穫・出荷はできず、一家は村から福島市に避難。仮設住宅で何もしない日々から一転、畑を借りて行者ニンニク栽培を再開した菅野さん夫妻の「負けてられねぇ」に、改めて原発の被害の理不尽さを痛感した。表紙の写真にたどり着くまでの苦労や辛酸を思う。そして被災地の人々の生活や心情に寄り添って報道し続ける豊田直巳さんに感謝。2021/04/14
たまきら
37
表紙に一目ぼれして借りてきました。ミレーの晩鐘みたい。どんなに大変な人災が、天災がふりかかろうと土と向き合う営みを続けている人がいる。農家の人たちの苦労を思うと、さらっと流れていく再稼働や汚染処理水の海洋放出のニュースが重みを増す。人の悲しみの上に成り立つ暮らしは、嫌だ。2021/04/14
ヒラP@ehon.gohon
28
放射能を浴びた畑は、農家である菅野さんの生活をすっかり変えてしまいました。 しかも自ら放射能を浴びながら避難できたのは、原発事故の3か月後とか。 出荷まで7年かかるという行者にんにくが、7年目にして放射能に汚染されてしまって、絶望感に包まれた生活を強いられます。 そんな菅野さんの、再起までのドキュメンタリー絵本です。 東日本大震災の爪痕と、人の強さを感じる写真絵本です。2021/04/07
けんとまん1007
25
人は土とともにあると思っている。大地の恵みは、命そのものに関わる。それを、根こそぎ奪われてしまった。それでも、明日に向って行かないと。そんな思いが、痛いくらいに伝わってくる。2018/12/16
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
15
種まきから収穫まで7年かかる作物を収穫直前に震災、もとい、放射能が襲った。そしてさらに7年、場所を変えて同じ作物が収穫を迎える。負けてられねぇ、は誰かと戦っているわけではなく、手をかけて育てる作業を諦めることはしない、作り続ける、という心意気の言葉でしょう。2019/07/24
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