業務スーパーが牛乳パックでようかんを売る合理的な理由

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業務スーパーが牛乳パックでようかんを売る合理的な理由

  • 著者名:沼田昭二【著】/神田啓晴【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 日経BP(2023/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784296203581

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内容説明

「牛乳パック入りの水ようかん」など変な商品が並ぶ業務スーパー。
でも、「変」の背景には、強烈に合理的な理由がある。
「頭を下げなくても稼げるドル箱」を作った男が、その仕掛けを明かします。

店舗2軒から1兆円企業になった「業務スーパー」運営会社
創業者が語る「ドル箱」の作り方

牛乳パックに水ようかん、豆腐パックに冷凍チーズケーキ……業務スーパーといえば、変わり種の商品がとにかく多い。
店内に目を向けても、中央に並ぶ冷凍庫や段ボールで山積みになった商品など、とにかく「変」なところが目立つスーパーだ。
けれども、「変」の一つひとつには、それぞれ「合理的な」理由がある。
業務スーパーの1号店開業から23年余り。運営元である神戸物産は今や売上高4000億円超の大手企業だ。
同社は20年あまりで時価総額1兆円企業に成長した。その礎を築き上げた創業者の沼田昭二氏はかつて、1981年に創業した食品スーパーを兵庫県内に2店舗、中国・大連の食品工場、そして貿易事業を営む年商30億円弱の地方の中小企業経営者だった。
バブル崩壊による不況のあおりを受け、会社は赤字に転落。追い詰められた沼田氏は苦悩の末に業務スーパーのビジネスモデルを考えた。
食品スーパー、食品工場、商社、の3つの事業での挫折を糧に、沼田氏は小売業界屈指のドル箱を生み出した。業務スーパーが「変」で、かつ「合理的」な理由を、創業者、沼田昭二氏が語り尽くします。

目次

【第1章】「変」な商品は実は合理性のかたまり
 ~記者の眼 ゾウネンタトウルイって何? 取材は専門用語の嵐

【第2章】ロイヤルティー1%が必然だった理由
 ~記者の眼 業務スーパーの「変」を根掘り葉掘り

【第3章】「変」な工場再建からオリジナル商品が生まれる
 ~記者の眼 黒字でも容赦なし 買収先が驚愕する割り切りと速度

【第4章】なぜ、沼田氏は起業家を志したのか
 ~記者の眼 取材で見た沼田氏の「ちょっと変?」な素顔

【第5章】業務スーパーはこうして生まれた
 ~記者の眼 「頭を下げなくていい商売」はドル箱の証

【第6章】創る人から磨く人へ 受け継がれる「ドル箱」

【親子対談】長男から、2代目から見た沼田昭二
 ~記者の眼 「後出しじゃんけん」がドル箱を生む

【第7章】再びゲームチェンジャーを目指して

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tonnura007

11
業務スーパー店内の様々な仕掛け。冷凍食品ケースやパッケージデザイン、客として全く気づかなかったが、言われてみると成程と思うことばかり。原価から利益を考えて販売価格を決めていては差別化はできず、販売価格を決めてから製造コストを考えるというのは目から鱗。 印象的なのは段ボールのまま商品を売ることを真似しても業務スーパーと同じ商売ができるわけではないと沼田氏が言っておられたこと。「細胞レベルまで分解する」ことを軸に合理的に仕組みを考えることの積み重ね、それにより今の業務スーパーの姿になったことがよくわかった。2024/03/08

みこよこ

6
業務スーパーは中国製の冷凍食品を安い値段で大袋で売ってる店という認識でしたが、その考えはちょっと変わりました。おいしいか安全かといえばyesとは断言できないけど、真似のできないビジネスモデルだということ。現在は業務スーパーからは退き、エネルギー事業を手がけているとのことで、期待しています。2024/01/23

TadashiK

4
★★★☆☆業務スーパーという畑違いの分野の話だが、アイデアを練って工夫し試行錯誤しながらビジネスを軌道に乗せた過程はとても面白く参考になった。2024/04/03

Go Extreme

3
変な商品・合理性:細胞レベルまで分解し考える 変編的な商品をローコストで製造・オンリーワン商品 信数を絞って量を増やす 合理性→変な商品 原因の原因をさかのぼる ロイヤルティ1%:看板・高速道路の標識の色み 業務用以外に賞賛なし 後追いでもトップになれる市場 売り場居合をいじめる→販管費↓ 変な工場再建:一点集中 自分の頭で理解してこそ 経営者が専門家になる 原理原則→細部 信じて、念じて、考え抜く→活路・勝つ方法 スピード感 こうして生まれた:計画ありき→利益 他人は実績しか信じない 受け継がれるドル箱2024/01/31

吉村武

2
読み始め:240420、読み終わり:240426。この本は、マーケティングと経営の基本的な考え方/スキルが分かりやすく書かれておりとても良い本(後半部分は、ご本人のキャリアや足跡?)。ヤマト運輸創業者の小倉昌男さんの経営学と同等の良書と思います。2024/04/26

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