内容説明
どこからともなくいわくつきの物語が集まってくる
呪われたSNS「Occlut-オカルト-」。
管理人たちは各々目的のためにいわくつきの物語を集めています。
背筋も凍りつくような恐ろしい20話を掲載しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドント
3
児童向けと侮るなかれ。決して侮るなかれ。本書に手垢のついた怖い話はない。ウェブやネットの荒波にもまれた世代が送る、令和のオリジナル怖い話本。8話をネットラジオ「禍話」よりお借りしているが残りの12話も「あれっ、よくないよ?」と思わせる居心地の悪い怖さをまとっていて、怖いの初心者の少年少女にも、怖い本に慣れてきて非キャラモノに手を出したい子供にも勧められるナイス・ホラーではなかろうか。わずかに文章がカタいけれど、この怖さならばこのくらい歯応えがある方がよいかもしれない。一家に一冊、学級文庫にも一冊。2024/07/08
sasaki_1/700k
1
大泉書店の児童向け怪談本。奥付に制作協力としてツイキャス「禍話」のかぁなっき氏の名があるが、全20話中8話が禍話で語られた怪談をリライトしたもので、出版社から出たリライト本としてファンの話題ともなった。なお、「庭がキレイな家」は禍話が出典ではないはずだが、リスペクトを感じる。他にも実話怪談味を下地に感じるような印象の話が多いが、そうでないテイストも。年代も古いものからごく最近の話まで幅がある。児童向けといえど、不気味なクセのある話が揃っており、感受性ゆたかな子どもにぜひ読んでほしい。続刊も読みたい。2024/05/19
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