私の体がなくなっても私の作品は生き続ける

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私の体がなくなっても私の作品は生き続ける

  • 著者名:篠田桃紅【著】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 講談社(2023/12発売)
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  • ISBN:9784065341728

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内容説明

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一〇八歳で逝った世界的美術家の未公開画文集。
美しく老いるとは、こういうことだ.。

2021年に亡くなった世界的美術家・篠田紅桃氏。
彼女が知られざる「人生の弟子」に託していた、
未公開の作品と言葉による、最後の画文集。
人生とは、芸術とは、老いとは、死とは。

「心に宿るもの、心にきざすもの、思い、
それを『可視のもの』にしたい。
『かたち』を創りたい。
私の若い心からの願望、到達点のない、
生ける限り続く、ねがうかたち。
しかし現実には、晩年になってしまった。
心中の『真にうつくしいもの』は、
いつも逃げ水のように、
少し彼方から、私を招いている」(本書より)

本書に収録されている作品は、
大半は桃紅氏が80歳を過ぎてからのものだ。
人生百年時代と言われるいま、
「どう老いるか」
「どう死ぬか」
「死んで何をのこすか」
は、すべての人の関心事となっている。

本書は、その問いに対する、
世界的美術家からの「答え」とも言える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

56
絶えざるエネルギー・思いを感じる。作品を創りながら、次の作品への思いが浮かび始めるということが凄いと思う。その一方で、謙虚な姿勢も浮かび上がってくる。一本の線に託すものの意味を考えた。2024/01/25

とよぽん

42
芸術は永遠。桃紅さんの生き方も作品も、言葉では表せないすばらしさ、潔さを感じる。いつか、ゆかりの美術館に行って作品と対面したい。2025/01/29

ふーりん

15
たまたま図書館の新書コーナーで見つけた本。篠田桃紅さんは墨を用いた抽象表現という新たな芸術を切り開き107歳まで現役で活動されていた。以前テレビで作成の様子を見たことがあるのを思い出した。その篠田桃紅さんを人生の師とされた松木志遊宇さんと篠田さんのご遺族のコレクションから厳選された画文集。墨で描かれる線と面、細いのは鋭くもあり太いのはやわらかい気持ちになりにじみでの空間も絶妙で素晴らしい。篠田桃紅作品館の本物の作品は大きいので迫力は本とは比べ物にならないだろう。2024/04/03

takakomama

9
抽象画の線に勢いがあり、迷いが無く、潔いです。これまでの積み重ねが1本の線や作品に凝縮されています。芯が通っていて揺るぎない。祈りのようです。桃紅さん自身の言葉や文章で、作品に込められた思いや信念を知ることができました。「争うっていうことがなくなれば、どんなにいいだろう 自分たちのほうが優れている、自分たちのほうが一番だと思う心をなくす力はないのでしょうか 人との競争でものをつくるのではなく、人を愛するからいいものをつくる」2025/03/16

kaz

5
線を引く意味が面白い。図書館の内容紹介は『心に宿るもの、心にきざすもの、思い、それを「可視のもの」にしたい、「かたち」を創りたい-。107歳で世を去った世界的美術家の、未公開作品と生前録音された肉声による最後の画文集』。 2024/05/18

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