幻冬舎新書<br> 給食の謎 日本人の食生活の礎を探る

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幻冬舎新書
給食の謎 日本人の食生活の礎を探る

  • 著者名:松丸奨【著】
  • 価格 ¥1,003(本体¥912)
  • 幻冬舎(2023/11発売)
  • 夏を先取り!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344987159

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内容説明

昭和の給食を食べていた世代にとって、令和の給食は驚きの連続だ。なぜ昔は毎日パンだったのに今は週1回程度なのか? 冷たい麺類禁止の地域があるのはどうして? 給食室がある学校は減っている? ソフト麺はどこに消えた? 現役の学校栄養士で給食マニアとしても知られる著者があらゆる謎を徹底解説。ギモンの背景を探るうち、給食が日本人の食生活まで変えたという歴史が如実に浮かび上がってきた。献立作成の裏側から厳格すぎる衛生管理まで給食トリビアが満載、空腹時は閲覧注意!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

123
小学校時代に給食は毎日の楽しみだった。同じ釜の飯を食う経験(当時はパン食のみだが)は、間違いなく同じ学校の生徒という仲間意識を育てた。そんな給食の献立作りから調理の現場、関係法規や予算、歴史と抱える問題まで、全く知らなかった諸問題を懇切丁寧に解き明かしてくれる。食中毒を防ぐため食材から洗浄に至る細かな規定や、アレルギーや宗教対応の食事など、ガチガチに固められた規則の中で少しでもおいしい給食をと奮闘する栄養教諭の姿はドラマの主人公のようだ。小中学生の親こそよく読んで、子供が食べる給食の実態を知るべきだろう。2024/03/20

ヒデキ

48
給食ってなんて面白いんだと 思ってしまいました。 松丸さんの情熱が、さらに新しい給食を作り出していくこと を信じています 学校時代を思い出しながら読ませて頂きました2024/01/25

よっち

36
昭和の給食を食べていた世代からすると、だいぶ変わってしまった令和の給食。現役の学校栄養士で給食マニアとしても知られる著者があらゆる謎を徹底解説した一冊。校長も入れない関係者立入禁止の休息室、4つの提供方法と地方でのセンター方式が進んだ背景、自校方式での給食提供の一日から、給食に提供する食材事情や様々な工夫、献立作りの舞台裏から、給食の激動の歴史、給食を規定する様々な基準、給食とお金を巡る諸問題、栄養と美味しさのバランスの試行錯誤など、時代の変化もあり自分の知る給食とだいぶ変わってきているのを実感しました。2024/01/03

niisun

35
パン食中心、アルマイト食器に先割れスプーン、完食指導時代の給食世代です。私と同じ小学校に通う子どもの給食の献立表を見るたび、隔世の感です。給食の変遷では、O-157の集団食中毒以後の衛生管理の厳格化が印象的。生野菜は原則提供しないのは驚き!サラダも野菜は熱処理されているんですね。あとは、うちの会社で給食室の改修設計を請け負った際に知ったことで、この本でも触れてましたが、“ドライシステム”と言って、床を濡らさない造りに変わっているのも驚きです。何はともあれ、自治体の施策で給食費無償化なのが有難い限りです。 2024/01/10

おかむら

34
安住さんの日曜天国にゲストで来ていた学校栄養士の松丸さんのお話がとても面白かったので紹介されてた新書を借りてみた。給食の話はどの世代の日本人も何かしらのネタ話は持ってるもの。でも作る側の話はあんまり知らなかったし興味なかったけど、これがめっちゃ面白い! 厳格すぎる衛生管理、栄養バランスと食品構成、あと予算にガチガチに縛られた中での献立作成、シェフの気まぐれサラダなんてものは入り込む余地が全くないのがわかります。そんな中、創意工夫を凝らして美味そうな献立を考える松丸さんのいる文京区の小学校が実に羨ましい。 2024/02/14

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