内容説明
「カルト教団」として 解散命令請求された旧統一教会 。その正体の語り部はジャーナリスト、弁護士、「被害」を訴える元信者だった。本書では、取材NGとされた教団の 内部 に足を踏み入れて施設、信者、教団系企業、キーマン、政治団体の決起集会に 潜入 。この目で見て、耳で聞いた「カルト」の実像をルポ!第1章「マザームーン」の暮らす宮殿第2章 教団聖地の最深層第3章 韓鶴子が「オーナー」のホテル&リゾート第4章 合同結婚式で渡韓した「日本人妻」たち第5章 政界と教団を結ぶキーマンが語る「洗脳」と「選挙」第6章 現役信者にとっての「山上問題」第7章 教団トップ・田中会長を直撃終章──勝共連合の正体
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トト
3
山上被告が安倍首相を殺害してから、話題に上がることが増えた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と、2世信者に焦点を当てたルポルタージュ。韓国にある聖地の潜入取材から、企業グループとしての側面、韓国内での評判、信者たちへの丁寧なインタビュー、そして田中会長との対談。強すぎる信仰心から起きる問題はどの宗教でもあることで、特定の対象を必要以上に攻撃するメディアの偏向的な報道姿勢と、大衆がそれこそ洗脳されたようになることに対するアンチテーゼ。信仰心も無いのにこの国に2、3割寄付している我々も、ある種のカルト。 2024/01/18
Akio Kudo
2
★ 騙されたと言う印象しかない。カルト教団に近すぎて、客観性がない。2025/06/07
Makoto
2
実際に韓国の教団関連施設へ取材に行ったり、信者へのインタビューを実施したりすることで、被害者側ではなく教団側の視点から旧統一教会の実態について記されている。信者はマインドコントロールされているような様子はなく、テレビやネットから流れてくる情報とは大きく乖離があり、意外だった。発信される情報は、必ず誰かの視点や考えによって偏りをもってしまっているということを忘れてはいけない。2024/01/06
221
1
統一教会も不幸な人ばかり、ではなくてこういう世界観で幸せそうに折り合いをつけながら生きている信者も中にはいるのか……というのが正直な感想だ。 二十年ほど前に刊行された『カルトの子』とはえらいギャップを感じた。 本書のような人達も中にはいるんだなということも僕は認める。 統一教会に興味のある人は読んでみるのも良いかもしれなとは思う。 でもこの本の内容で潜入っていうのはレベルの高すぎるジョークだと思って笑ってしまう。 2024/04/04
ぞだぐぁ
0
「潜入」とあるので『アマゾンの倉庫で~』とかのように記者であることを隠して内部の人になりきって調査する類の本かと期待していたら、教団の博物館にガイド付きで案内されてたり親教団なスタンスの2世信者のインタビューだったりと統一教会擁護寄りの本。 他の宗教団体も政治との関わりとか集金に問題あるとこ結構あるってのは確かだし、叩きやすい対象にされてる感はあるけど擁護しすぎな気も。 リゾートやらなんやらで日本からの搾取以外でも稼ぐ方法を韓国内に色々持ってるのに驚き。2025/07/07
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