幻冬舎単行本<br> GIFTED

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幻冬舎単行本
GIFTED

  • 著者名:小野伸二【著】
  • 価格 ¥1,567(本体¥1,425)
  • 特価 ¥940(本体¥855)
  • 幻冬舎(2023/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344042087

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内容説明

天才と呼ばれ、
喝采を浴び続けた男の光と影

10人きょうだいという特別な環境に生まれた。
母親の病が発覚し、プロになろうと奮起した。
プロになっても度重なるケガに悩まされた。
1人になると自然と涙があふれ出ることもあった。
それでも、小野伸二は笑顔でボールを蹴っていた。

44歳、小野伸二が決断をした。
プロサッカー選手からの引退を発表した。

小野伸二と言えば、「天才」と表現されることが多い。
繊細なボールタッチに、華麗なトラップ、受け手に優しいスルーパス。
「楽しむ」ことをテーマに、彼はプロサッカー人生を全うしたが、
度重なるケガにも苦しんだ選手生活でもあった。
知られざる小野伸二を余すところなく書ききった初の自著となる。


小学校低学年のときに、友だちのサッカーの練習についていった。
そこでサッカー少年団に入るという決断をするのだが、月謝が2000円だった。
小野少年はそこで逡巡した。「親に言ったら、ダメっていうだろうな」。
10人兄弟という家庭環境のなかで育った小野は、
生活には苦労はなかったが習い事をする余裕はなかった。
しかし、「入ってしまえ!」と入団申込書を自筆で書いて持っていった。

小野は言う。
「僕の拙い字を見た当時の小野コーチという同姓の方が自宅に来てくれて、
この子にサッカーをやらせてあげてください。月謝やかかるお金は
わたしが負担をします、と言ってくれたんです」

幼少のころから、様々な人に支えられて、
日本を代表するサッカー選手になった。

天賦(GIFTED)の才能が本当にあるのか、それは僕にはわからない。
人と違う視野、人と違うキック、人と違うトラップ。
それが努力の賜物か、僕だからできたのか?
僕自身は持って生まれたものだと思ったことはない。
もし、何かを与えられるものがあったとしたら、
それはやっぱり「人」なんだと思う。
出会いを与えられ、そこにチャンスが生まれ、今の僕がある。
そのことだけは決して忘れないでいようと思う。

そして、みんなに伝えたい。
ありがとう!と。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆこ

4
★★★☆☆2024/03/04

Cana.t.kazu

4
 愛されるサッカー選手小野伸二の苦しみと,彼のありようがよく伝わりました。 困難にぶちあたっても腐らず続けるか,悩んでしまうかは当たり前ですが人生の大きな岐路になることを改めて痛感しました。 2024/01/06

キラートマト

2
コンサドーレサポーターとして、もうとにかく感謝しかありません。2016年のJ1昇格はもちろんのこと、2023年の今も降格せずにクラブがJ1の舞台で戦い続けていられるのは間違いなく彼のおかげです。出場は限定的でしたが、ピッチに立った時は敵味方問わず大勢のサポーターが沸いたのも印象的でしたし、ラストマッチの20分間は死ぬまで自分の記憶に残り続けるでしょう。 これまであまり知られることがなかった(と思う)彼の内面を知ることができ、ファンとしては非常に満足です。2023/12/16

まひろん

2
天才・小野伸二。人としても尊敬できる方。 現役最後の公式戦、キックオフ前から涙腺が危なかった。 札幌ドーム、行きたかったなぁ。 北海道に来てくれてありがとう。 これからもよろしくお願いします。2023/12/07

Take800

1
サッカー小僧なら読むべき本。当時の本人の考えがはっきりとわかり、とても良い内容でした。2024/03/23

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