宝島社文庫<br> おわかれはモーツァルト

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宝島社文庫
おわかれはモーツァルト

  • 著者名:中山七里【著】
  • 価格 ¥789(本体¥718)
  • 宝島社(2023/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784299049117

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内容説明

盲目のピアニストが殺人事件の容疑者に?
友人のピンチに天才ピアニスト・岬洋介が駆けつける!


累計175万部突破の“音楽ミステリー”シリーズ! 友人のピアニスト・榊場を助けるため、岬洋介が活躍する『おわかれはモーツァルト』が待望の文庫化です。
盲目ながらショパン・コンクールで2位に入賞したピアニストの榊場隆平は、クラシック界の話題を独占し人気を集めていた。しかし、「榊場の盲目は芝居ではないか」と絡んでいたフリーライターが銃殺され、榊場は一転犯人として疑われることに。そんな友の窮地を救うべく、榊場と同様、ショパン・コンクールのファイナルに名を連ねたあの男がやって来て……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

56
〈刑事犬養隼人シリーズ〉の新作でもそうだったが、社会的な問題提起が殺人で断ち切られてしまう。殺された人物が体現する社会の暗部が、彼らが断罪されることの理由づけで片付けられてしまうのはもったいない思いがするし、ちゃんと裁かれないのは目の前から逃げ出してしまわれたようで不満が残って仕方が無い。この〈岬洋介シリーズ〉は、毎回文章で表現される演奏描写が見事で、その音楽の解釈に感心するばかりだが、今作に於いてミステリーとしては、登場した瞬間に怪しいと感じた人物のせいで意外性は少ないように感じた。2023/12/09

54
久しぶりに「読む音楽」を堪能しました岬シリーズ(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠) クラッシック知識は浅くて、楽曲読んでも「?」ですが、読んでいて苦じゃない。 盲目のピアニストは、実は見えてるのかも?!いや!盲目じゃないと出来ない殺人では?! 最後が駆け足だったけど面白かった(⁠ ⁠╹⁠▽⁠╹⁠ ⁠)2023/12/09

ひと

39
岬洋介シリーズ第8弾。ミステリー要素よりも、音楽表現やそれぞれのキャラクターの音楽への向き合い方が好きなシリーズ。今回は音楽×ミステリーに加えて、SNSやフェイクニュースといった時事ネタも盛り込まれて興味深かった。音楽場面は他の作品より少なめだったかも? 犯人は出てきたところで予想ができ、動機や関係性を読み進めながら探していく形になった。それでも引き込まれる作品。本作につながっている『いつまでもショパン』を再読し、「奇跡の5分間」を味わいたくなった。2024/01/23

つーこ

37
買ってたのに読むのを忘れ先に『ガーシュウィン』を読んでしまった・・。それでも楽しめるのが中山七里のいいところ。物語終盤まで続く絶対的不利な状況から、どう巻き返すのか?多くを語らない岬だが、静かに嘘を見抜く。ドキドキが止まらない。でも、ちょっと出てくるの遅くない?今回は岬洋介は出てこないパターンなのかな?って思っちゃった。2024/04/13

confusion_regret_temptation

35
相変わらず面白い岬洋介シリーズ、今回も堪能しました。いつまでもショパンの時に出た榊場隆平くんが今回のメイン。今回も他のシリーズのキャラも登場してくれ良いアクセントになってました。おわかれ、ってまさか…と思ったけど自分の予想は外れて良かった良かった。次作も楽しみです。2023/12/18

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