内容説明
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応えますますパワーアップの全5篇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
1907
5つの短篇から構成。5篇すべて成瀬が主人公。今回、島崎は影が薄い。巻頭の「ときめきっ子タイム」では、二番煎じ、柳の下のドジョウという気もしていたが、二つ目の「成瀬慶彦の憂鬱」あたりからは、徐々に成瀬らしさが出てきて、「やめたいクレーマー」からはもう全開の成瀬オーラである。続く「コンビーフはうまい」も何度も笑ってしまう。もちろん、成瀬本人はいたってクールだ。それは巻末の「探さないでください」でも全く同様。つまり、成瀬本人はいたって真剣なのだが、それ故に周囲の普通が浮き上がってしまうという構造なのだろう。2024/10/06
ehirano1
1781
第2弾目にして「成瀬の存在=承認欲求の滅亡」、そんなことがつくづくそして改めて感じられた内容でした。そして「何になりたいかより、何をやりたいか」が心に深く響きました。2025/06/21
キューカンバー
1674
5つの短編から成る連作形式。最後の「探さないでください」が秀逸。これを最後に置くことで全体の完成度が一気に上がりました。この作家の長編も読んでみたいと思わされました。楽しく読了しました。2024/01/31
ちくわ
1651
【♪】世界の中の、日本の中の、滋賀県の中の、琵琶湖の畔の大津の小さな物語。前作では青春、疾走、挑戦…そんなワードを強く感じたが、本作はほっこり感マシマシである。通読中ふと思ったが、心温まるハッピーエンドって最近では珍しい。複雑で伏線多めのこねくりどんでん小説が持て囃される時代だからこそ、成瀬シリーズは輝いたのかな?と考えてしまった。国民の多くが呉間さんのように、心の奥底で清浄なモノを渇望しているのかも…だって人生って無いものねだりだもん。そう言えば、うちのサークルに膳所高出身の子がいたが結構美人だったな!2026/02/08
青乃108号
1648
某「名探偵」シリーズ続編では失望させられたので一抹の不安はあった、成瀬2作目。杞憂でありました。成瀬のその後を活写した短編5編。成瀬の姿を思うと何故か背筋がピンとする気がする。普段はベッドで寝ながら本を読む横着な俺だけど、この本はそんな事は出来なくて、ちゃんと座って読みました。姿勢を正して。1作目で語られた、成瀬の夢が幾つあったかは憶えていないけど、そのうちの1つ、「紅白歌合戦出演」を果たした成瀬。まさか本当に200歳まで生きる事はないだろうけど、まだまだ成瀬のこれからを見届けたい。続編を強く希望します。2024/03/20
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